1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

都内を走る1Boxタクシーの乗務日誌、タクシーブログのようなものです

3.11 祈り

その日、その時間に何をしていたのか?

様々な記憶が錯綜し、曖昧さを増している自分の脳ですが、その日、その時間に何をしていたのか明確に記憶されている瞬間がいくつかあります。

 

それは、1.17であり、3.11であり、4.14であり、9.11であり…

人が災いをもたらした9.11は別にしても、震災に見舞われた日は、明確な記憶が刻まれています。

 

ミクロで語ると、あの日は東京都心の交通が麻痺し、通勤難民が大量にあふれた日でした。

私も仕事明けで、電車待ちのホームで揺れを感じてから帰宅できるまでに数時間を要し、そして帰宅してから見た震災と津波のニュースで、震災の大きさに心が痛み…

 

被災された皆様に、そしてその地域に対して自分ができたこと、してきたことはとても、とても小さなものでしかなかったと思います。

そして、たぶんそれはこれからも変わらないと思います。

でも、その日、その瞬間の記憶は風化させずに、そして錯綜もさせずに留めています。

 

そして、今日は鎮魂の祈りを捧げたいと思います。

 

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事前運賃確定も相乗りも、「迎車」が前提のサービス。つまり日本交通のための実証実験ですね

タクシーの相乗りサービスと運賃の事前確定サービスの実証実験が来年度に始まるそうです。

このサービスの肝は、いずれもスマートフォンのアプリ配車に対応したサービスであるということ。

つまり、タクシーを呼ぶわけだから「迎車料金」が発生するサービスです。

 

そして、このサービスに前のめりなのは、日本交通の川鍋会長。

日本交通系列のジャパンタクシー配信するアプリを使って(使わせて)この実験をしようというのですから、川鍋会長の我田引水ぶりもなかなかのものです。

 

ところで、このサービスですが…

迎車料金を徴収してまでお客さんにメリットがあるものなのかどうか、疑問なところです。

迎車料金を徴収してもお客さんにとってメリットがあるなら、タクシー運賃のディスカウントでしかないし、迎車料金を徴収したらお客さんのメリットが無いようなら、半ば詐欺商法にも見えるし…

 

いずれにしても、川鍋会長のやりたいようにやる(笑)、そんな実証実験に国土交通省がお墨付きを与えている現状が不気味でなりません…

 

そんな仕組みを次から次へと打ち出すよりも、強引な割り込みだとか、違法な駐車待機だとか、そういう運転を止めさせて、そっちの方でリーディングカンパニーらしさを発揮して欲しいと思うのですが、無理な注文でしょうかね…

 

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タクシー相乗り、来年度に実証実験=出発地で運賃確定も―国交省 Yahoo Japanニュース

国土交通省は9日、規制改革推進会議の会合で、目的地が同方面の客がタクシーに相乗りすることや、出発地で運賃を確定させることが可能かどうかを調べるため、2017年度に営業車両を使った実証実験を行う方針を明らかにした。

 
 相乗りや出発地での運賃確定は、タクシー業界側が要望。相乗りが認められれば、乗客1人当たりの負担金額軽減や、待ち時間短縮などのメリットが期待できる。

 現在、タクシー運賃は車輪の回転数などを基にメーターで計算されている。規制緩和により、全地球測位システムGPS)を活用して出発前に運賃を明示できれば、乗客の安心感が増し、利用増加につながるとの意見がある。

 

【3/7の乗務日誌】 消化不良の一日(^^ゞ

2017/3/7(火)の乗務日誌

売り上げ  ◎◎◎◎◎

営業回数        19回

最高売上  羽田空港~赤羽 8,800円 定額走行

逆乗車拒否 7回

 

出勤途中に新宿ヒルトンでの事故のニュースを見て、自分自身どのくらいの頻度で車が停まった時に「P」レンジにシフトチェンジしているのか?確認しながら運転しよう❗️と思いながら16時に出庫しました。

 

火曜日だからか、日が悪いのか?ペースはとても悪く、とても羽田空港に行っている余裕はなさそうです💦

仕方なく都心を流しますか、日付を越える頃に19とペースは相変わらず上がりません💧

 

その後も、銀座や赤坂など、お客さんのいそうな場所を攻めて、

ソコソコ乗っていただいたのですが、ペースが上がらないのは相変わらずです💦

 

朝の羽田空港発に賭けようと、4時30分に仮眠タイムにした時でも32kと絶望的なペース展開でした💧

 

朝の羽田空港発は、25分待ちで赤羽!本日の最高売上でした😄

これで4つに届き、何とか惨敗だけは避けられそうな域に(^^;;

しかし、ここから先もジリジリした展開で思うように伸びません💧

 

ラストチャンスを狙った某ホテルから東品川をいただき、タイムアップ目前に五反田から西新宿とつながり、この日唯一の見せ場らしきものが最後にきたけど、それでようやく込みの5つ💧

とても消化不良な1日でした💦

 

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「P」に入れるタイミング、あるいは習慣化。 ヒルトン東京でのタクシー事故について

3月7日の午前中に西新宿のヒルトン東京ホテルの車寄せで、タクシーが歩行者をはねる痛ましい事故が発生しました。

 

事故の概要は…

お客さんの降車時にトランクに積んだ荷物を降ろそうと、ドライバーが運転席を離れた際に車が動き出したので、慌てて運転席に戻った際に、ブレーキとアクセルを踏み間違えたものです。

 

ドライバーが71歳であることやドライバーが「ブレーキとアクセルの踏み間違えた」と言っていることから、高齢者による、ブレーキとアクセルの踏み間違え事故というところに焦点が当てられています。

しかし、この事故の焦点は、お客さんの降車時にシフトを「パーキングレンジ」に入れてなかったことに尽きます。

 

ところで…

私は、一種免許も二種免許もMTで取得しているので、習った記憶が無いのですが、AT車を運転する場合、「P」レンジに入れるタイミングをどのように教えているのでしょうか?

または、タクシー会社で新人教育をする段階で、車が停まったときは「P」に入れることを、どの程度重視しているのでしょう?

と言うのも、「P」レンジに入れていないことによって発生している事故形態って、この業界ではとても多いように感じているのにも拘らず、私自身「P」レンジに入れることの重要性を厳しく言われた覚えが無いのです。

そしてさらに、お客さんの乗降時にフットブレーキだけで対応しているドライバーは、以外に多いのではないでしょうか?

 

新宿ヒルトンで事故を起こしたドライバーも、普段から「P」レンジに入れることの癖が付いていなかったのでしょう。

癖になっていないから、大切なタイミングで事故が起きた。

この事故は、その習慣付けの問題だったと言えそうです。

 

お客さんの乗降時に確実に「P」レンジに入れることを身体で覚えさせるには、信号待ちや踏み切り待ちなど、車が停まったら「P」にシフトチェンジすることを習慣化し、身体で覚えさせるしかありません。

そして、車が停まったときに「P」に入れることが癖になっていれば…

例えば…

直進しようとして交差点に停止中に左折矢印信号が出て、左の車につられて発進してしまい前方の車に追突する事故。

信号で停止中に、モノを落として拾う際に足がブレーキから離れて前方の車に追突する事故。

などなど、フットブレーキだけで止まっているから発生したと思われる事故の発生件数は改善されると思うのです。

 

私自身も、この事故を受けて自分の運転を振り返ってみました。

私も癖になりきっていないので、信号・踏み切り・お客さんの乗降時などの停車時に90%くらいは「P」に入れていても、10%くらいはフットブレーキで対応してしまっているのが実情でした^^;。

そして、その10%のときに何かが重なれば事故になってしまう可能性を否定できません。

 

この事故を教訓に、もっと意識レベルを高め、そして無意識下でもできるようにしなければならないと改めて思いました。

 

文末になりましたが、事故に遭われた皆様の一日も早い回復を祈念いたします。

 

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ノンスタイル、井上氏の不起訴について

ノンスタイルの井上氏が、世田谷通りの若林三丁目交差点付近でタクシーを追い越した際に起こした「ひき逃げ」事故は、検察の不起訴処分を受けて、井上氏の謝罪会見が行われました。

 

拙ブログでも幾度か指摘している通り、この事故の焦点は、井上氏が「逃げた」ことではなく、片側一車線の道路で強引に追い越しを図った、ことにあります。

 

想像してみてください。

片側一車線の道路で、後方から強引に運転してきた車が追い越しを図り、追い越しの際に自車に接触した状況を…

そして、その車はそのまま行ってしまったとしたら…

そんな車を、簡単に許せますか?

 

被害者のタクシードライバーは、それでも許したのですから、相当なる慰謝料が支払われたのでしょう。

もちろん、相当なる慰謝料を積まれれば、私も許すと思いますし(笑)

 

さらに、井上氏は、謝罪会見で「当たったかどうかは、分からなかった」と言っているようですが、明確に傷の残る車同士の接触であれば、気づかないことはありえません。

それを気付かないとは、相当自分勝手な解釈だと思いますよ。

気付かなかったにせよ、気付いて逃げたにせよ、井上氏の運転適正はゼロですね。

 

日常的に繰り返していたであろう、強引な運転。

接触しても気付かない鈍感さ、あるいは気付いても逃げる身勝手さ。

刑事罰は不起訴で決着しましたが、井上氏には二度と運転して欲しくないし、もし運転をするならば、路上で遭遇したくも無いと思わせる決着でした。

 

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