1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

都内を走る1Boxタクシーの乗務日誌、タクシーブログのようなものです

Uberアンバサダーの堀江さんが、Uber合法化を説いても説得力ゼロ。そもそも、Uber解禁しても市場のニーズはあるの?

私も知らなかったのですが、週プレニュースに掲載された堀江さんとヒロユキさんの対談風の記事に対して、堀江さんがUberアンバサダーに就任しているから、合法化を説くのは当然だとか…

堀江さんのTweitterの自己紹介欄にUberのお試しクーポンのURLが貼ってあって、それを利用すると堀江さんも得するようになっているとか…

様々なマッチポンプ批判が繰り広げられています。

 

今までも数回似た様な対談記事があったのですが、今回が一番内容が薄かったですね(笑)

何故、Uber-xの合法化が必要なのか?理由がまったく書かれていません。

そもそも、ライドシェアを解禁するのであれば、市場のニーズが高いとか需要があるとか、何らかの市場の求めが必要だと思うのですが、それについてはまったく触れられず、ただタクシーのロビイング活動によって規制が守られていると書かれていますが、これすら事実に当てはまらない空想のもの。

残念ながら、私の所属している業界は、政界活動はしてはいますが、そんなに強力なものではありません。

なぜなら、政治家にとって必要な票を提供しているという話をまったく聞かないから(笑)

 

票にもならないタクシー業界の為に政治家が動いている、ロビイングしている、というのは、もはや妄想レベルの戯言です。

しかし、その戯言をまともに取り上げる媒体があるので、ちゃんと反論しておかなければならないと思いました。

 

一番にして最大の疑問は、市場のニーズがあるの?というこの一点です。

タクシー業界は、年々輸送人員が下降している業界です。

市場のパイが縮小しているところに、新たなタクシーもどきを導入したら、市場が混乱するのは明らかなこと。

そして、その市場の混乱はお客さんである一般の人々を巻き込む形で顕在化します。

 

例えば、Uberも繁華街を中心に待機していることになるでしょう。

タクシーの空車も同様です。

その結果、空車渋滞が慢性化したのは、2002年の規制緩和で顕在化した問題です。

そして、その余波は警察の通常業務を奪う形で現れ、警ら活動に支障をきたしたのは、事実として捉えておかなければなりません。

 

また、慢性化した渋滞の中で、接触などの交通事故が多発し、繁華街の警察署のうち複数のところでは、発生する交通事故のうち半数以上がタクシーが何らかの形で絡んでいるものとして、私どもの業界に対し厳しい目が向けられました。

それが「タクシー目の仇作戦」という仰々しい名称で警察が取り組んだ事故撲滅作戦でした。

 

その様な経験や事実を全て無視して、市場のニーズも無いのにUber-x合法化を求めるのは、そこにある利益にしか彼らの関心が無いからでしょう。

それを端的にあらわしているのが

ひろ ってことで、ちゃんと登録して保険に入れば、誰でもタクシー営業をできるようにしたほうがいいと思うんですけどね。

この部分です。

先日も書きましたが、Uberは、請負が基本でスタートしました。

しかし、専業ドライバーというライドシェアですらない働かせ方が出現するにいたり、タクシー会社化しているのです。

その一方で、請負の形態は変えていないので、働く側の自己責任で全てが完結する仕組みを作っているのです。

つまり、経営側は社会的な責任はゼロで仕組みだけを提供している、というスタンスでいられるので経営リスクが低い。

彼らが、様々な御託を並べていますがUberに一番の魅力を感じているのは、この働く側の自己責任で全てが完結している仕組みだと思われるのです。

 

そうでなければ、市場ニーズの無い仕組みに固執している理由が見当たりません。

 

Uberが既にライドシェアですら無くなっているのは先日も記したとおりです。

シェアリングエコノミーでは語れなくなっているUberを推進する理由。

その点には注視が必要だと思っています。

 

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さて、長くなりますが、彼らの対談の全文を転載しておきます。

併せて、数点突っ込んでおきたいと思います。

 

ひろ 日本の警察が取り締まるのは無理でしょうね。運転手とお客さんが目の前で現金のやりとりをしていない限り、「親切で運転してあげているだけ」と外国語で言われたら、それ以上突っ込みようがないですし。

ニュースを見ていないのでしょうか?同じ行為を連日繰り返していれば摘発されました

 

ホリ そそ。言葉が通じなくても目的地まで連れてってくれて、支払いもクレジットカードだから、降りるときに手間がかからない。めっちゃ便利だよ。

既に、日本のタクシーでもこのようなサービスは開始されています。

 

ホリ もう状況に合わせたルール作りをするしかないでしょ。だからさっさとUber-Xを合法化しちゃえばいいと思うんだけどね。

論理展開が急すぎます(笑)、中国式の白タクは問題になっていますが、それは状況に合わせて問題を解決するほどの出来事なのでしょうか?

 

ホリ 日本はタクシー業界のロビイング活動がスゴすぎるんだよ。規制緩和が進まないのはロビイングの影響が大きいから。

これは、事実誤認です。規制緩和が進まないのはニーズが無いからです。

ニーズがあれば、どんどん進みます。

 

ひろ 確かに一般の人は「白タクは事故が多い」とかいう噂を真に受けていたりしますからねぇ。宅配便など、荷物を自宅に届ける軽トラックは普通免許で運転してますけど、別に事故が多いわけではないですから。

これは、意味不明です。

白タクが事故が多いというのはデータがありませんから、何も語れません。

ただタクシーと同程度の確率で事故が発生した場合、uberは何の責任も取らないことが問題視されているのです。

また、トラックが事故が少ないとは言えないと思います。

 

ひろ 炎上していましたね(笑)。丁寧に運転するかどうかは、運転手の性格によるところが大きいですよね。タクシーの運転に必要な二種免許を持っていてもスピード違反する人もいれば、セクハラする人もいる。タクシーは二種だから安全とかいうのは嘘だと思うんですよ。

少なくとも、その運転手が所属しているタクシー会社は責任を負います。

Uberは責任を負いません。その点が問題視されているのです。

だから、運転手の性格だけでなく、会社としても、これは絶対にやるな!という指導を行うことになります。

 

ホリ しかも、Uberみたいに、相互評価で毎回レビューするようにしたら、変な運転手や客はすぐにスコアが下がる。あれって、客も評価されているのが面白いところだもん。

タクシー会社もドライバーの評価は行われています。

Uberのように可視化されていないという課題はありますが、ドライバーが評価されていないと考える方がどうかしています。

また、流しのタクシーとアプリ配車では、どんなドライバーが来るのか分からないという違いがあるのは仕方ありません。

是非、同じ土俵で比べてください。

 

ホリ でも中国版のUberといわれる「滴滴」が、来年の春に日本でサービスを展開するらしいじゃん。このへんが強烈にロビイングしてきたら変わるかもね。

ライドシェアでなくなっているのですから、タクシー会社と提携の道を探るのは必然だと思います。

ロビイングの問題ではなく、市場ニーズの問題として適切な判断だと思います。

 

ホリエモン×ひろゆきが注目──トヨタの次世代タクシー車両は業界に一石を投じる? - ビジネス - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]

トヨタが次世代タクシー車両「JPNTAXI(ジャパン・タクシー)」を発表した。

これに関し、『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」で、“ホリエモン”こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏が、なかなか進まないタクシー業界の規制緩和問題を議論する!

* * *

ひろ トヨタがおもしろいタクシー(JPNTAXI[ジャパン・タクシー])を発表したみたいですね。道路交通情報の収集機能が装備されていて、その性能はグーグルストリートビューの撮影カーより高度だそうです。

 

ホリ いわゆる「コネクテッドカー」ってやつね。

 

ひろ えぇ。使い方はいろいろあって、例えば逃走車両なんかを探すのも、そのトヨタのタクシー経由になるかもしれないですし、道路上をひたすら撮影しまくって今年の流行色とか、服のデザインや髪型とかまで記録として残せます。局所的なゲリラ豪雨とかも、かなりの精度で範囲を指定できたりしますよね。

 

ホリ データがあればその活用の方法なんていくらでも考えられるからね。

 

ひろ ただ、個人情報がうんぬんとか騒ぐ人が出てきそうな気もしますけど…。

 

ホリ 実害なんてないのに。

 

ひろ そうなんです。法的にも「外の景色を撮るのは問題ない」ってことは、グーグルストリートビューで立証されていますからね。それにストリートビューの場合は、「うちのベランダが写ってる!」とか被害者が明確だったんですけど、これは映像をそのまま一般公開するわけじゃないので被害者も特定できないかと。

 

ホリ そういえば、2013年にSuicaのデータを販売したことがあって、騒動になったよね。個人の特定は不可能なのに、相当叩かれて販売中止になった。

 

ひろ ありましたね。そういう意味では、トヨタは先人の失敗を見てうまいことやるんだと思います。なので、しょうもない理由で潰されないことを祈ります。

 

ホリ タクシーでいえば、最近は中国人がやってる「白タク(無許可のタクシー営業)」が問題になっているみたいよ。中国人観光客向けにやっていて、摘発が難しいとか言われている。

 

ひろ 日本の警察が取り締まるのは無理でしょうね。運転手とお客さんが目の前で現金のやりとりをしていない限り、「親切で運転してあげているだけ」と外国語で言われたら、それ以上突っ込みようがないですし。

 

ホリ てか、中国では白タクというか「シェアリングエコノミー(共有型経済)」がすでに当たり前になりつつあるから、こうしたサービスを求めるのは当然。しかも中国語で応対してくれるんだから、中国人観光客はそれを使うに決まっているよね。

違法行為を推奨するつもりは一切ないけど、外国人にとって日本のタクシーは不便だもん。「インバウンド振興」とか言いながら移動手段は昭和のままだから。

 

ひろ 海外ではUberとかLyft(リフト)(ライドシェアサービス)なんかが普通に使えますもんね。

 

ホリ そそ。言葉が通じなくても目的地まで連れてってくれて、支払いもクレジットカードだから、降りるときに手間がかからない。めっちゃ便利だよ。

 

ホリエモン×ひろゆきが“白タク問題”で嘆く「日本はタクシー業界のロビイング活動がスゴすぎる」 - 政治・経済 - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]

トヨタが次世代タクシー車両「JPNTAXI(ジャパン・タクシー)」を発表した。

これに関し、『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」で、“ホリエモン”こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏が前編に続き、なかなか進まないタクシー業界の規制緩和問題を議論する!

* * *

ひろ 堀江さん的には「白タク」問題をどうやって解決すればいいと思いますか?

 

ホリ もう状況に合わせたルール作りをするしかないでしょ。だからさっさとUber-Xを合法化しちゃえばいいと思うんだけどね。

 

ひろ 中国人を取り締まれなくて、日本人だけ取り締まるってなると、どの国のためにやってるんだって話ですよね。

 

ホリ 日本はタクシー業界のロビイング活動がスゴすぎるんだよ。規制緩和が進まないのはロビイングの影響が大きいから。

 

ひろ 確かに一般の人は「白タクは事故が多い」とかいう噂を真に受けていたりしますからねぇ。宅配便など、荷物を自宅に届ける軽トラックは普通免許で運転してますけど、別に事故が多いわけではないですから。

 

ホリ 逆に、とんでもないタクシードライバーもいるから。この前も普通に乗車拒否されたし。

 

ひろ 炎上していましたね(笑)。丁寧に運転するかどうかは、運転手の性格によるところが大きいですよね。タクシーの運転に必要な二種免許を持っていてもスピード違反する人もいれば、セクハラする人もいる。タクシーは二種だから安全とかいうのは嘘だと思うんですよ。

 

ホリ そうそう。

 

ひろ ってことで、ちゃんと登録して保険に入れば、誰でもタクシー営業をできるようにしたほうがいいと思うんですけどね。

 

ホリ しかも、Uberみたいに、相互評価で毎回レビューするようにしたら、変な運転手や客はすぐにスコアが下がる。あれって、客も評価されているのが面白いところだもん。

 

ひろ 客も悪い人がいますからね。客も運転手もお互い気持ちよく移動できたほうがいいわけで、変な客は評価が下がる社会のほうがいいと僕は思います。そんで、相互評価をいやがるタクシー運転手もいると思うんですが、まともにやっている人は、相互評価にしたほうが得をすると思うんですよ。

 

ホリ 反対するのは、自分の接客に引け目を感じているドライバーとか、ただ変化が嫌いな人だろうね。でも、タクシー業界のロビイング活動がすごいから劇的な変化は起きそうにないよ。それに一時は「黒船」といわれたUberも日本の市場にそんなに投資するつもりはなさそうだし。

 

ひろ 結局、変わらないんすかね?

 

ホリ でも中国版のUberといわれる「滴滴」が、来年の春に日本でサービスを展開するらしいじゃん。このへんが強烈にロビイングしてきたら変わるかもね。

 

ひろ Uberにしろ滴滴にしろ、日本のタクシー業界を変えてくれるのは海外の企業っていうのがなんともいえないですね…。

 

ホリ やっぱりヘンだよね。

 

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【12/7の乗務日誌】 師走らしさを一瞬だけ(笑)

2017/12/7(木)の乗務日誌
売り上げ  ◎◎◎◎◎◎
営業回数   22回
最高売上  銀座~横浜市青葉区 13,000円くらい
逆乗車拒否 5回くらい

 

前回のお仕事で寒風の中で汚物処理をしたお陰でてしょうか?

風邪がぶり返しました(^^ゞ

鼻水も咳きも止まらず、辛い乗務になりそうです…

 

それでもペースは良く、次から次へとお客さんが繋がって、20時半過ぎに羽田に着いたときは15kでしたから良い感じです。

羽田は90分待ちで西馬込

2つに届かず、都心に戻ることにしました。

 

ノーヒットで、23時頃の銀座…

さすがに流れは良く、本日の最高売り上げのお客さんをその日のうちにお送りできました。

帰りの東名で日付を越えて、32kですから良い感じです。

 

ココからは苦戦しましたが、それでもお客さんは乗ってくれて5時に51kなので、後は予約のお仕事をこなして6つの税金までは見えたかな?と思っていました…

朝の予約は、羽田空港へのお送り。

終わったのが7時半過ぎだったのですが、タクシープールは既に一杯(^^ゞ

並べずに都心にとんぼ返り。

たぶん、数分前であれば並べた時間だったので、残念です。

そしてこの数分の差が明暗を分けてしまいました…

 

都心に戻り、数回のお仕事をこなしますが、伸びが足りずに63kフィニッシュでした…

羽田にお送りした後は、羽田発のお仕事でつなぎたいのですが、時間によってはそれも叶わず、いたし方の無いところです。

 

さて、ぶり返した風邪は、土曜日に悪化して微熱ながらも発熱(^^ゞ

師走の休日をほぼ何もしないで寝て過ごしたのですが、まだまだ寝足りない感覚で日曜日の朝を迎えてしまいました。

書き入れ時なので、早く治さないとダメなのですが…

 

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Uberはライドシェアではなく、出来損ないのタクシー会社と化している。それでもUberを推し進めるのは、働く人への責任を果たさなくて良い仕組みだから…

諸外国でのUber関連の記事を読むと、各地で訴訟を抱えていたり、認可が取り消されたりしている記事が数多く見受けられます。

それらの多くは、Uberで働く人の保護(業務請負か、従業員か)によるトラブルで、もともと「請負」と発想されていたUberのビジネスモデルが、行き詰っているようにも見えます。

 

つまり…

あいた時間に自分の車をシェアする、仕組みを作った。そこまでは、タクシーなどの交通機関の少ない地域では良かったのかもしれませんが、専業ドライバーが増えてくると、彼らへの企業としての保障が無い実体が、まるで「偽装請負」のようになっている実態が明らかになってきたのです。

さらに、Uberが車の貸し出しを行うに至っては、従業員への何の保障も無い「タクシー会社」と化していて、もともとのシェアリングエコノミーですら無くなってきています。

 

このブログやTwitterでも何度も書いていますが、日本にライドシェアが合わないのは、タクシーの供給が過剰な地域が多いからに他なりません。

それ故に、タクシー会社の抵抗などと言われていますが、供給過多のものをあえて取り入れる必要が無いのが、日本でライドシェアが進まない理由の最大のものでしょう。

供給過多なのに、さらに供給を増やせば、粗悪品が乱造されるのは歴史が証明しています。

その歴史を無視してまで、ライドシェアを推し進めようとする勢力は、この仕組みに別の魅力を感じているからに他なりません。

 

そうです。

先ほども書いたように、Uberのドライバーは請負なので、彼らへの企業としての保障は何も必要ないのです。

事故を起こしても、それを保障するのは自分でかけた保険。

何かトラブルがあっても、それは働く側で解決しなければならず、Uber側は何の責任を負うことはありません。

最低賃金社会保険も、企業として、働く人に負わなければならない社会的な責務を全て放棄した仕組みがそこにあるわけですから、経営者からすれば魅力的なシステムに映るのでしょう。

 

でも、これらの仕組みは、社会的な疲弊を生むのは明らかで、その疲弊にすら責任を感じていない人たちがライドシェアを推し進めているとみると、様々な疑問点が氷解するように思います。

 

さて、ではUberの仕組みそのものが魅力的なのでしょうか?

Uberでは、配車された際に20%から25%を徴収する仕組みになっています。

タクシー会社の経営者から見れば、この手数料は高すぎる!と思われているようです。

因みに、日本交通系列の配車アプリ「全国タクシー」は、一配車につき100円の手数料を聴取していると聞きます。

つまり、Uberの手数利用は、業界基準から見ても法外なのです。

 

タクシー会社と提携して国内進出を図る目論見が上手くいかないのはこの為で、相手が「個人の請負」であるから成り立つ仕組みでもあるのです。

 

ホリエモン×ひろゆきが注目──トヨタの次世代タクシー車両は業界に一石を投じる? (週プレNEWS) - Yahoo!ニュース

で、堀江さんがUberの便利さをしきりに強調していますが、描かれているイラスト(路上で手を挙げタクシーが乗車拒否している構図で「Uberなら拒否されないのに」という吹き出しが付いているもの)すら実態を反映していなく(タクシーだってアプリで呼べば、乗車拒否はしませんよ)、悪意に満ちたものでしかなく、ライドシェアに投資する自己の利益追求のためだけの記事を垂れ流しているさまは、諸外国の実情を鑑みると滑稽でしかありません。

しかし一方で、諸外国の事情を知りながら、それを知らない読者に誇張された情報を垂れ流すのは、悪意しかないのでしょう。

 

ライドシェアを推し進める人たちは、社会に対して責任を果たしたくない人たち…

私は、その様に捕らえていますが、世の中全般が違う捉え方をしているのは残念でなりません。

 

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【12/5の乗務日誌】 久しぶりの汚物処理、1Boxはツライのよ…

2017/12/5(火)の乗務日誌
売り上げ  ◎◎◎◎◎○
営業回数   19回
最高売上  練馬区羽田空港 10,200円 定額走行
逆乗車拒否 5回くらい

 

Twitter(@Jw7Moyo)でもつぶやきましたが、久しぶりに泥酔のお客さんに車内で吐かれてしまい、その処理に追われました(^^ゞ

この仕事、そしてこの季節ですから、車内で吐かれるのはある程度覚悟していますし、仕方の無いことだと思っています。

でも、せめて吐く前に声をかけていただければ、袋を渡したりして被害を最小限に収めることもできますので、吐く前に余裕があれば一声かけていただけるとありがたいと思っています。

また、吐しゃ物の処理が終わっても、車内に残る匂いはなかなか取れず、場合によってはそれで、その日のお仕事が終了となってしまう場合もあります。

そうはならなくても、汚物処理から数時間は車内の匂いを取るために仕事はできず、窓を開け放って回送で走ることになります。

私たちの給与の仕組み上、その様な時間に売り上げができなかったものは、その分給与に反映されてしまいます。

寒空の中、人の吐しゃ物を処理しながら、同時に売り上げの心配もするわけですから、余計に寒空が身にしみるのです…

 

私の会社では、車内で吐かれた場合に、その分の補填をお客さんに求めることを禁止しています。

以前勤めていた会社でも、そんな決まりがありました。

また、タクシーセンターでも、メーター以上の金額を請求できないと教えていたと記憶しますので、お客さんに何らかの補填を求めることはありません。

それを求めようとも思いません。

 

でも…

これも、Twitter(@Jw7Moyo)につぶやきましたが、車内で吐いたにも関わらず、何の一言も発しないで降りて行かれるお客さんが増えました(>_<)

増えたと書きましたが、この日のお客さん、昨年吐いたお客さん、セダンに乗っていた頃車内で吐いたお客さんと、数年にわたり3~4回続いたからそう書いたのですが、せめてご自身の吐しゃ物を他人に処理させるのですから「スイマセン」の一言くらいあっても良いんじゃないかと思ったりします。

お金は要らないけど、そういった心遣いまで無いのは悲しいですね…

 

さて、セダンタイプでも吐しゃ物の処理は大変なのですが1BOX車両だと、大変さが増します。

この日のお客さんは、スライドドア方向に吐いたので、ウインドウガラスの間、サンシェードの間、ドアポケットの中、座席のリクライニングレバーの裏、座席をスライドさせるレールの中、等など…

床のマットに留まらず、入り込んでしまった汚物を掻き出さなければなりません💧

 

それらの処理を終えてから、今度は臭い消し…

ファブリーズを大量にまいて、窓を全開にして小一時間のドライブ💦💦

それでもダメだったので、我が家のペットのトイレ掃除に使っている、セブンイレブンの泡のトイレ洗剤を吹きかけ、雑巾で拭き取る…
f:id:shiwa16:20171207132215j:image

この作業を数回繰り返し、更に小一時間のドライブ💦💦

今回はこれで何とかなりましたが…

 

先程も書きましたが、この仕事ですから、車内で吐かれるのは仕方ないと思います。

でも、お金は要らないけど、この様な作業をするドライバーへの心遣いは有っても良いんじゃないかと思います。

 

さて…

この日のお仕事は低調でした😵🌀

羽田空港に10kで並んで、大田区内の4kのお仕事になり、そこ後も冴えず😵💦

1時過ぎに、このお客さんを乗せるまでが19k💦💦

このお客さんを終えて、27k💧

 

そして、汚物処理と臭い消しに奔走し、5時も27k💧

朝の予約で羽田空港にお送りし、帰りも比較的早くに乗せられて、その後もテンポ良く乗せられて何とか5つの税金はクリアしたところでタイムアップでした。

 

とりあえず、この日のお仕事で悪いものは全部吐き出した❗と思うしかありませんね☺️

 

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羽田空港定額運賃の闇の部分のお話し

最近、お客さんから羽田空港からタクシーに乗車したときに定額運賃が適用されない場合が多い、そんな話を良く聞きます。

羽田空港発であれば、国内線・国際線のタクシー乗り場に関わらず、予約無しで定額運賃が適用されるのがルールなのですが、それを勝手にルールを曲解して定額運賃を適用させないでメーター運賃を徴収しているドライバーが多数いるのでしょう。

だから、良く利用されるお客さんから「先日、こんなことがあったんだけど…」と私に尋ねられているのだろうと思います。

 

それも、この1ヵ月くらいで数回、似たような話を聞きましたので、私が想像している以上に問題は深刻なのかもしれません。

そして、この問題、お客さんからクレームとして会社なりタクシーセンターに持ち込まれない限り表面化しないので、様々な難癖をつけて定額運賃を適用させていないようなのです。

 

言うまでも無く、定額運賃を導入することで、お客さんが安心してタクシーに乗れるというメリットがあって、それ故に数多くのお客さんが空港への行き来にタクシーご利用いただけるのですが、ドライバー側は、定額運賃を数千円の値引きと捉え、定額運賃を適用させないようにしているようなのです。

 

こんなドライバーには、羽田空港のタクシー乗り場に並ぶ資格は無いと思うのですが、悲しいことに定額運賃を適用させないようにしているドライバーは多いようです。

 

まず、羽田空港のタクシー乗り場発は、所定のエリア行きであれば、自動的に定額運賃が適用されます。

定額逃れをしているドライバーの多くは、事前予約が必要だと嘯いているようなのですが、羽田空港発の場合は事前予約は必要ありません(羽田空港行きの場合は、事前予約が必要です)

また、乗車直後に「定額で」と言わないと適用されない、というドライバーもいるようなのですが、そんなことはありません。

先ほども書いたように、羽田空港のタクシー乗り場発で所定のエリア行きの場合は、自動的に定額運賃が適用となりますので、お客さんが何かをしないと定額運賃が適用にならないなんてことはありえません。

 

この問題の闇の深さはこれだけに留まりそうもありません。

なぜなら、定額運賃制度を知っている日本語の話せるお客さんに対しても、難癖をつけて定額運賃適用逃れをしようとしているのですから、定額運賃制度を知らない、日本語の離せないお客さんに対して定額逃れをしている数は、表面に見えているものの数百倍はあるのではないでしょうか?

 

さて、お客さんからは具体的に、あの会社のタクシーに乗ったときと言われていますが、具体名をココに書くのは差し控えたいと思います。

でも、中小だけでなく大手にも根深く浸透している問題だと思っています。

 

この問題に関して、業界なりタクシー会社が何か防止策を打ったという話は、残念ながら聞きません。

また、有効な打開策を考えろ!と言われても、妙案が思い浮かばないのは確かなことです。

一人一人の自覚と、会社でのチェック体制の強化に頼るしか無いのが実情なのかもしれません。

 

ただ、お客さんから、こんな話を聞く機会が増えているということは、「相当数の定額逃れ」=「不当運賃請求」が行われているのでしょう。

その危機感だけは、発信しておきたいと思います。

 

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参考

羽田空港定額運賃|東京のタクシー[一般社団法人 東京ハイヤー・タクシー協会]