1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

都内を走る1Boxタクシーの乗務日誌、タクシーブログのようなものです

「お客は慣れる」という思考が支配しているのか?

「まやかし」と書かれる新しい料金体系のエントリーを記したときに思い出したのが、初乗り660円から710円に値上げされたときに、当時勤めていた会社の経営者が言った言葉…

「初めはお客は減るけど、そのうち慣れてお客は戻ってくるから」

 

日銭商売のタクシーは、経営を誤らなければ維持は難しくないと言われています。

今は違うようですが、バブル崩壊後経営破たんしたタクシー会社は、バブル期に本業以外に手を出した会社ばかりと言われていました。

言葉は悪いですが、経営者に能力であるとか努力であるとかが不要な業界であるといえます。

 

だからでしょうか、経営者がお客さんを見ていない側面が多々あるように思うのです。

タクシー運賃値上げのときに経営者が言った言葉もそうですし、今回の短距離客の需要喚起と言いながら4キロ以上の実質値上げもそうです。

 

お客さんを見ていない経営。

それがタクシー会社の本質なのかもしれません。

 

もっと書けば、タクシー経営者にとってのお客さんは、実際にタクシーに乗るお客さんではなくて、ドライバーなのかもしれません。

ドライバーさえ集まれば、あとは何とかなる。

そんな思考が支配しているのかもしれません。

 

 

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