自転車との共存、難しい課題ですよね…
埼玉県の国道17号線で自転車レーンの整備によって交通事故が減少したというニュースが配信されていました。
対象となっている道路は、17号線のバイパスではないので、片側1車線の交通量の比較的多い場所。
確認したわけではないのですが、道路の左側にブルーのラインを引いたレーンのことを示していると思われます。
自転車走行の法規やルールは、狭い道路事情ともあいまって、なかなか浸透していないのが現実です。
さらに、法律上は何処を走るのが正しいのか理解できないような場所や(例えば、歩道上に自転車レーンが整備されている場合、交差点では何処を通るのが正しいのかなど)、安全に配慮したらありえないような場所を走行させるケース(左側が左折専用レーンだった場合、自転車は直進レーンの一番左側、つまり左折レーンの右側を走行するのが正しいらしい)など、まだまだ課題を整理して整備しなければならない場所が大半です。
一方、法律などをお構いなしに暴走する自転車も多く、日々冷や冷やさせられている面もあります。
道交法違反の自転車走行は厳しく取り締まるのと併せて、そのような走行をしていて事故を起こした場合の責任比率をもっと自転車側にとらせるようにしないとならないと思っているのですが…
ところでこのニュースですが…
役人の発表する都合の良い記事でないことを祈るばかりです(笑)
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国道17号、自転車レーン整備で効果 車道走行増え事故死傷者減 埼玉
産経ニュース 2016.11.11 07:08更新
国土交通省大宮国道事務所は、さいたま市内の国道17号で平成27年度、車道端に整備した自転車レーンについて、車道を走行する自転車の割合が武蔵浦和区間で整備前と比べ約18ポイント増の33・5%、大宮区間で約19ポイント増の40・9%になったと発表した。事故死傷者数の減少効果もあったとみている。
さいたま市は平成26年4月、自転車ネットワーク路線約200キロを10年間で整備する計画を策定。このうち大宮国道事務所は国道17号の約16キロを管理している。武蔵浦和区間は約2キロ、大宮区間は約1・6キロで、車道の端に幅1・75メートルの自転車専用通行帯や路面表示を整備した。
調査は整備前の26年12月と整備後の28年9月に実施し、午前7時から12時間の交通量を5カ所で比較した。
武蔵浦和区間では、車道を順走する自転車が15・7%から33・5%に約18ポイント増え、朝のピーク時には約22ポイント増加し50・2%。大宮区間では、12時間交通量が22・3%から約19ポイント増加し40・9%。朝のピーク時は約19ポイント増の53・0%で、上り線では約24ポイント増の72・5%となった。
歩道を走る自転車が減り、通学する児童が自転車を避ける必要がなくなり、安心して歩けるようになったという。自転車が関連する事故の死傷者数は武蔵浦和区間で約4割減り、大宮区間では約2割減った。
アンケート(複数回答)では、高校生・社会人の自転車利用者の60%が「走りやすい。安全になった」とし、小中学生の歩行者の51%が「歩きやすくなった」と回答した。