1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

都内を走る1Boxタクシーの乗務日誌、タクシーブログのようなものです

「Google マップ」は嫌いです

タイトルを正確に記すなら、「『Google マップ』を見ながらドライバーの運転ルートをチェックしているお客さんは嫌いです」なのですが、当たり障りがあるので(笑)

 

以前にも記しましたが、Googleマップを見ながらドライバーの運転コースをチェックしているお客さんが増えました。

Googleマップに示されたルートで進行して欲しいのなら、その様に伝えていただければ、当然ですが無下に断るようなことはいたしませんし、Googleマップ上に示されたルートで進行して欲しいのなら、積極的にそれを伝えていただければ、何の問題もありません。

 

しかし、ルートの確認を済ませ、お客さんとの合意が得られた後に、Googleマップ上に示されてるコースと実際の走行コースを比較されねのは、精神衛生上とても好ましくありません。

さらに、Googleマップ上に示されているコースと実際の走行コースが異なった場合、その事実を「何でここを曲がらないんだ!」というように切れ気味に言うお客さんについては、意味さえ不明です。

 

「何故曲がらないんだ!」と言われれば、「先ほど確認したコースがこちらなので」としか応えられないのですが、切れ気味のお客さんは、ご自身が最初にルートの確認を済ませていることさえ忘れているケースが多く、こうなると私としてはお手上げです(笑)

 

先日もこんなことがありました。

羽田空港発のお客さんで、定額適用ではない進行をご希望されていたお客さん。

複数のルートが考えられたので、そのまま複数のルートを提案したのです。

イメージとしては、Aコースは総走行が距離が短いが時間はかかる。Bコースは走行距離は長いが時間がかからない。金額は、たぶんどっちもどっち。時間は、Aコースが50分から60分、Bコースは45分くらい。そう、とても微妙だったのです。

 

そんな感じのルートを提案したのです。

 

最初のリクエストは早いほうで!だったので、Bコースで進行する旨の了解をいただき、進行しようとしたら、お客さんが調べたGoogleマップでは、Aコースの方が距離も短いし、早いと出たらしく、スマホでは「25分で着くと出ている!」と言い出したのです。

何故、Googleマップが25分とはじき出したのかは理解できなかったのですが、道路状況がどんなに良くても、その時間では絶対に着かないことは経験上明らかです。

「25分では着かないですよ」と伝えても、「Googleマップにそう出ているから」と言うので、Aコースを選んで進行しました。

 

お客さんのスマホ画面を見せてもらったのですが、示しているコースはおおよそのAコース(途中、私はショートカットをするつもりだったのですが、概ね同一のルートで現地まで25分と出ていました)

こうなると、ドライバーの経験よりもGoogleの方が信頼度は高いらしく、まぁ致し方ないと思いながら進行していました。

 

案の定、途中何箇所かの渋滞に引っかかり、時間はミルミルうちに経過していきます。

すると「何で混んでいるのですか?」と言われ、「平日の朝なので」と応じるのが精一杯だったのです。でも、お客さんは憮然としたまま…

結局、60分弱で目的地に到着したので、最初の読みどおりではあったのですが、お客さんは何か私がミスをしたんじゃないか?という疑いの眼差しを向けたまま…

何だか釈然としなかったものです。

 

こんな例は極端なものとしても、Googleがどんなルートを示しているのか、分からない中で指示も無いまま、その通り進行しないと切れる、困ったお客さんが増えていることも確かです。

でも、これってGoogleがわるいのは無く、自身のコミュニケーション能力が不足しているのに、ドライバーの理解力が足りないのが悪いと思っているお客さんに一番問題があるのだけどね…

まぁ、それは面と向かって言えないですけど(笑)

 

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