ウソを書くブログ…
タクシー乗務員を10年以上やっていて「こんな事あり得ないよなぁ」と思うブログにあたることがあります。
どのブログのどの部分とは、さすがにエントリーすることは致しませんが、これからタクシー乗務員をやろうなんて思っている人はご注意ください。
この仕事、そんなに楽ではないし、少しでも気を抜けば、信じられなくなるくらい低い額の給与明細が待っているし(笑)、それが現実です。
私自身のスペック記せば、年収は400万円~550万円の間で推移しています。
月に均せば40万円あれば良い方かな…
その視点で書けば、頑張れば年収600万円は可能かもしれないけど、それをやると体を壊しそう(笑)
ましてや、年収800万円なんて、際どいことをしなければ無理だと思っています。
つまり、タクシー会社の広告や一部の人のブログにあるように「楽に稼げる」分けではありません。
極言すれば、「楽に稼げる」の大半はウソと言っても良いでしょう。
ウソの記載と言えば…
「合法的に稼げる」も引っかかる表現です。
例えば、道交法を厳格に遵守したとしたら、タクシー乗り場以外での付け待ちはすべて、駐停車禁止違反。
交差点付近でのお客さんの乗降も駐停車禁止違反。
通称「レッドゾーン」と呼ばれる、道路が赤く塗られた場所でのお客さんの乗降も駐停車禁止違反になります。
また、速度制限やバスレーン(特に先の交差点で、左折する場合厳格に記せば、「バスレーンここまで」の標識以前にバスレーンに入れば違反です)など、厳密に道交法を遵守していたら仕事にならない側面は否定できません。
「合法的に稼げる」と記して方々は、これらの違反をしていないのでしょうか?
たぶん、これを記載している方々は、道交法の話ではなく、別の法律を意識して記載しているのでしょうが、その意識している法律についても「合法」と書くためには、相当の縛りを覚悟しなければならず、たぶん無理だし、その法律に対して無理解すぎるよなぁ、そう思ったりするのです。
つまり、道交法の厳守の時点で「合法的に稼げる」はウソだし、道交法にたとえ目をつぶったとしても、たぶんウソでしょう。
「楽に」とか「合法的に」とか、ウソを書かなければならない理由があるのかもしれませんが、こんなところにウソを書いて欲しくないなぁ…と思います。
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