1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

都内を走る1Boxタクシーの乗務日誌、タクシーブログのようなものです

幻の広島…

昨晩、羽田空港国際線ターミナルでお迎えのお客さんの為に車の外で待機していたときのことです。

羽田空港国際線ターミナルの出口では、車外で待機していると、お客さんに様々なことを尋ねられるのです。

例えば、タクシー乗り場はどこか?その(私の)タクシーには乗れるのか?リムジンバスは何処から出るのか?etc...

昨晩も、拙い英語と身振り手振りを交えながら、それらの応対をしながら、お客さんを待っていました。

 

そして、様々なことを尋ねてきたお客さんの一組のお客さんが、英語で「ここに行きたいのだけど?」とスマホの画面を示してきました。

そこに記されていたのは、「広島市」にある某外資系のホテルの名称。

時刻は、既に23時半近く、これから「広島」に行く手段はありません。

そしてどうやら、今晩の宿はそのホテルに予約しているらしいのです。

 

以下、そのお客さんと英語で交わされた会話を日本語でお届けします…

私 「とても遠いですが…」

お客「遠いって、2時間くらいか?」

私 「いいえ、800キロくらい(適当です)あるので…」

お客「う~む、申し訳ないけど、電話が通じていないので、このホテルに電話してくれないか」

ここで、そのお客さんのグループ(3人組)の別の人が…

お客「この近くに、その外資系のホテルは無いのか」

私 「ありますが…」

お客「そこまで幾らくらいで行ける?、君の車で行けるのか?」

さらに、別のお客がスマホ画面に、浦安にあるその外資系のホテルを示し…

お客「ここまで行くのに幾らかかる?」

私 「10,000円弱くらいですが」

お客「1,000円くらい?」

私 「いいえ、10,000円くらいです。そして、私の車は予約車なので、お送りできません」

お客「何処からタクシーに乗れる?」

私 「22番ポールから乗れます。そして、もう少し近いところに、その外資系の××というホテルがあります」

そのお客さんは、その外資系のホテルの得意客なのでしょう。

そのホテルに行けばどうにかなると思っているようでした。

 

そして例え、予約車でなくても「広島」に行くことは無かったと思いますが、「広島まで行きたい」といわれたこと自体が始めてだったので、エントリーしてしまいました。

そして、この話を同日乗務していた嫁に電話で話したら「アンタは何処まで馬鹿なの?」と一蹴(笑)されましたけど、少しくらい「夢」を見ても良いでしょ…

 

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