肌感覚の景気と、チョイ乗り効果で23%の利用増加の記事と…
初乗りが410円となり、国土交通省からその効果が発表されました。
<タクシー>初乗り410円 ちょい乗り効果で利用23%増 Yahooニュース
何とも都合の良いデータの取り方のような気もしますし、23%の利用増加があれば売り上げ増加にもつながってくるはずなのですが、そのあたりの記述は見当たりません。
つまり、記事のキャッチだけを目的としたデータを都合よくピックアップしただけのものなのでしょう。
タクシーは、需要開拓の側面よりも景気動向に左右されることが多い産業です。
実際の街中の景気はどうなのか?
こちらの方が重要で、その中で今回の中・長距離の値上げによって、客離れになっていないのか?を考察する方が重要だと思うのですが、残念ながらその様な分析にはなっていませんでした。
なので、定量データではなく、肌感覚で記してみたいと思うのですが…
年末までは街中はにぎわっていたように感じます。
飲食店のオーナーなどを乗せても客単価が上がっているなんて話を聞いていました。
しかし、タクシーにはそれが反映されていなかったみたいです。
前年より若干のマイナスだったのではないでしょうか?
年明け以降ですが…
例年、1月の売り上げは厳しいもの。
しかし、今年の厳しさは例年以上であったと感じています。
街中の人の数が少なすぎるように思うのです。
そして2月。
幾度か記しているようにタクシーでは2月は閑散期ではないと思っているのですが、今年は厳しいと思っています。
東京オリンピックを控え、使うべき会社がお金を使っていないという感じでしょうか?
さらに、春節の時期の中国人旅行者が減ったように感じます。
ここ数年、中国人旅行者によって支えられていた、この時期の景気が後退している、私はそんな風に感じています。
もう少し、景気が上向いて欲しい…
これは、切なる願いですね。
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