また「パーキング」に入れない事故発生、それに対する後追いのコラムが的外れ過ぎる…
岐阜県でサイドブレーキを引かなかった為にタクシーが動き出して居酒屋に突っ込むという事故が発生しました。
記事のリードも、「サイドブレーキのかけ忘れ」とありますが、このタクシーはマニュアル車だったのでしょうか?
AT車であれば、「パーキング」レンジに入れていれば、よほどのことが無ければ動き出さないはず。
この事故は、3月に新宿ヒルトンホテルで発生した事故と同様に「サイドブレーキのかけ忘れ」ではなく「Pレンジへの入れ忘れ」であると思われます。
運転手離席のタクシー、居酒屋にぶつかる 岐阜・大垣、サイドブレーキかけ忘れ 産経ウエスト
ところで、この事故の後追いを書いた「しらべぇ」のコラムがピントハズレ(笑)なので紹介しておきます。
原因はうっかり?運転手がサイドブレーキをかけ忘れ離席→事故に驚き しらべぇ
このドライバーは客の荷物をトランクに入れるために運転席を離れたのだが、サイドブレーキをかけ忘れたため、車が動いてしまった。
おそらく慌てて止めに行こうとしただろうが、気がついたときには後の祭り。停車していた道が緩やかな下り坂だった不運もあり、そのままするすると動いて居酒屋のドアに衝突。当時居酒屋は営業していなかったため怪我人はいなかったが、店の一部が損壊する被害がでた。
おそらくこのドライバーは客の荷物をトランクに入れることに気を取られ、「うっかり」サイドブレーキをかけ忘れた状態で外に出たものと思われる。
サービスを優先させるための離席だけにドライバーへの同情もあるが、運転のプロが不注意で事故をおこしてしまったことについて、厳しい声も存在する。
「うっかり」サイドブレーキを引き忘れた、と事故をまとめてしまうと「パーキングレンジ」に入れるという基本動作の話が完全に抜け落ちてしまいます。
車を離れるときは、「パーキングレンジ」が基本です。
その基本ができていないドライバーに「同情」なんて、できませんよ…
サイドブレーキを掛け忘れてしまえば、車が動いてしまうことは、自動車運転免許証を持っている人間ならば誰しもがわかること。
マニュアル車ではそうなのかもしれませんが、オートマ車ではサイドブレーキに頼るのではなく、パーキングレンジに入れることの方が大切です。
サイドブレーキは、あくまでも補助手段で、それが主役になっているような記事の作り方やコラムはとても疑問に感じます。
オートマ車であれば、停まったら「P」に入れる、これを基本にしなければ、このような事故は減らないのではないでしょうか?
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