1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

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羽田空港定額運賃の闇の部分のお話し

最近、お客さんから羽田空港からタクシーに乗車したときに定額運賃が適用されない場合が多い、そんな話を良く聞きます。

羽田空港発であれば、国内線・国際線のタクシー乗り場に関わらず、予約無しで定額運賃が適用されるのがルールなのですが、それを勝手にルールを曲解して定額運賃を適用させないでメーター運賃を徴収しているドライバーが多数いるのでしょう。

だから、良く利用されるお客さんから「先日、こんなことがあったんだけど…」と私に尋ねられているのだろうと思います。

 

それも、この1ヵ月くらいで数回、似たような話を聞きましたので、私が想像している以上に問題は深刻なのかもしれません。

そして、この問題、お客さんからクレームとして会社なりタクシーセンターに持ち込まれない限り表面化しないので、様々な難癖をつけて定額運賃を適用させていないようなのです。

 

言うまでも無く、定額運賃を導入することで、お客さんが安心してタクシーに乗れるというメリットがあって、それ故に数多くのお客さんが空港への行き来にタクシーご利用いただけるのですが、ドライバー側は、定額運賃を数千円の値引きと捉え、定額運賃を適用させないようにしているようなのです。

 

こんなドライバーには、羽田空港のタクシー乗り場に並ぶ資格は無いと思うのですが、悲しいことに定額運賃を適用させないようにしているドライバーは多いようです。

 

まず、羽田空港のタクシー乗り場発は、所定のエリア行きであれば、自動的に定額運賃が適用されます。

定額逃れをしているドライバーの多くは、事前予約が必要だと嘯いているようなのですが、羽田空港発の場合は事前予約は必要ありません(羽田空港行きの場合は、事前予約が必要です)

また、乗車直後に「定額で」と言わないと適用されない、というドライバーもいるようなのですが、そんなことはありません。

先ほども書いたように、羽田空港のタクシー乗り場発で所定のエリア行きの場合は、自動的に定額運賃が適用となりますので、お客さんが何かをしないと定額運賃が適用にならないなんてことはありえません。

 

この問題の闇の深さはこれだけに留まりそうもありません。

なぜなら、定額運賃制度を知っている日本語の話せるお客さんに対しても、難癖をつけて定額運賃適用逃れをしようとしているのですから、定額運賃制度を知らない、日本語の離せないお客さんに対して定額逃れをしている数は、表面に見えているものの数百倍はあるのではないでしょうか?

 

さて、お客さんからは具体的に、あの会社のタクシーに乗ったときと言われていますが、具体名をココに書くのは差し控えたいと思います。

でも、中小だけでなく大手にも根深く浸透している問題だと思っています。

 

この問題に関して、業界なりタクシー会社が何か防止策を打ったという話は、残念ながら聞きません。

また、有効な打開策を考えろ!と言われても、妙案が思い浮かばないのは確かなことです。

一人一人の自覚と、会社でのチェック体制の強化に頼るしか無いのが実情なのかもしれません。

 

ただ、お客さんから、こんな話を聞く機会が増えているということは、「相当数の定額逃れ」=「不当運賃請求」が行われているのでしょう。

その危機感だけは、発信しておきたいと思います。

 

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参考

羽田空港定額運賃|東京のタクシー[一般社団法人 東京ハイヤー・タクシー協会]