1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

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タクシーの稼ぎ方 番外編の1 稼ぐのにタクシー会社は関係あるのか?

結論から記すと、稼ぐことと会社はあまり関係ないのかもしれません。

ただし…

 

稼ぐこととタクシー会社の相関関係はどうなのでしょう?

例えば、チケットの契約会社数や台数あたりの無線本数の多い日本交通は、売上上位に名を連ねているかというと、決してそうでもありません。

 

東京23区・武三地区の場合、少し古い資料ですが、売上トップの会社は、チェッカーキャブ系列の某会社が何年もトップを続けています。

次は、様々な会社入り乱れますが大手四社の系列会社が入り、大手四社の国際自動車の本体が続くといった状況でしょうか…

以前は、ここに独立系の会社が入っていたのですが、経営母体が変わったことで上位に入ることが少なくなったように思います。

 

トップの会社は、特殊な事情(大口の固定客)が有るため、トップなのですが、ではその会社に新人として入社すると稼げるようになるかと問われると、本人次第としか言えません。

 

また、都心に近い会社は概ね売上平均は高いのですが、周辺部の会社が圧倒的に不利なのかといわれるとそうでもなく、これも判断が難しいところです。

 

無線本数が多く、テレビ局や官庁との契約の多く、あの下田大気氏の所属していた東京無線も、全体的には上位に入るようですが、これも本人次第としか言えません。

 

ただ、はっきり言えることがいくつかあります。

大手四社やその系列会社、大手無線グループの系列企業では、売上が上がらないときの引き出しが数多くあるので、売上が沈む可能性は低くなります。

また、稼ぐ人が多い会社に属していれば、稼ぐノウハウに数多く触れることが出来るので、自分にあった方法を見つけることたやすくなります。

 

会社選びというファクターでみた場合、稼げるというのも大切な要素ですが、歩率や乗務員負担、事故の場合の対応など、様々な要素をトータルで判断する必要があるので、稼げるというファクターだけを重視するのは、少し危険のようにも感じます。

 

そして、タクシー会社は概ね新人の方が稼げる傾向が強いというのも不思議なところです。

年功を重ねると、嫌な経験も多くなりそれを避けるようになってきますし、営業エリアも縮小するようになってきます。

また、道を覚えると遠回りもしなくなり(例外もありますので、そのことは別にアップします)

つまり、分けも分からず走り回っている頃が一番稼げて、その後は減少傾向になるということもこの業界の不思議な特徴の一つです。

 

ということは、最近は定着している新人への給与保障期間に頑張れないと、その期間明けから頑張るのは難しいということになります。

だから、タクシーで食べていくなら、この期間に道を覚えるだけでなく、稼ぐ習慣も身に着けないと厳しいかもしれません。

 

話が逸れました…

稼ぐこととタクシー会社の相関関係は、有ったとしても本人次第の側面が強いと思います。

ただし、稼げる会社にいた方が有利なのは否めません。

それは、会社の仕組みによるものよりも、稼ぐためのノウハウの蓄積によるものが大きく、それを含めての「会社」との関係であれば、相関関係は強いとも言えそうです。

 

私が所属している会社も稼げる方に属する会社。

そして、会社の中でインフォーマルに語られるノウハウが、法律違反なのを危惧してこのカテゴリーを作ったのですから、稼ぐことだけを追いかけるのは、どうかとも思っているのですが…

 

 

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