1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

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タクシーの稼ぎ方 番外編の4 無線グループを横断した指導って可能なの?

どうも、ずっと引っかかっているのですが、あの市議会議員になられた元カリスマドライバーさんにしてもそうなのですが、無線グループを超えた指導を売りにしていますよね?

それって可能なのでしょうか?というのが今日のテーマです。

 

結論から記すと、それはとても薄いノウハウになるんじゃないかな?って思います。

 

例えば、カリスマさんの所属している東京無線が強いエリアというのがあります。

そのエリアでは、例えお客さんが持っているチケットが、他の無線グループでも使えたとしても、東京無線への乗車率が高くなります。

例えば、東京無線で仕事をするなら、このエリアのどのビルに何が入っていてということを覚えることは、稼ぐためにあった方が良い知識。でも他の無線グループにはこんな知識は必要ありません。

 

つまり、自社のお得意さんが何処で仕事をしていて、どのエリアで飲んでいて、何時くらいに仕事が終わって、どの路地から出てくる可能性が高い、それは同じ無線グループ内で共有されることではあっても、他社では役立ちません。

 

そんな、自社のお客さんの知識が教えられるのは、やっぱり自社のドライバー。

そして、例えばA地点では、近くの飲み屋さんからお客さんが何時ころ良く出でくる、こんなノウハウも、そのお客さんが他社のタクシーにも乗るお客さんなのか、自社のタクシーにしか乗らないお客さんなのか?というのは分からないことの方が多いのです。

もし、自社のタクシーにしか乗らないのであれば、A地点は自社にとっては熱いポイントだけど、他社にとっては薄いポイントになってしまうのです。

 

私、現在2社目ですが、今の会社に移ってきて戸惑ったのはこの部分。

チケットや顧客カードのお客さんでも無いのに前の会社のときは乗ってくれていたそのエリアのお客さんのヒット率がものすごく下がりました。

つまり、ここのエリアから出てくるお客さんは、今のグループのお客さんではない!という現実を目の当たりにしたのです。

 

無線グループを跨ぐと、それだけノウハウが薄くなるというのはそういうこと。

一応、元カリスマドライバーさんの名誉のために記しておくと、カリスマさんは、東京無線の強さに頼らずノウハウを開拓していったようなので、他グループにまたがっても有用部分が多いのかもしれません。

 

ただ、自分に与えられた資産を使わないのはもったいないし、多くのドライバーが欲しいのは、他社の知識ではなく自社のお客さんが何処にいて、何時ころ乗車してもらえるのか?って知識だと思うのですが、どうなのでしょう?

本当に自分が欲しい情報は、会社の中で得る様にした方が、確度が高くなります。

そして、その意味では、稼いでいるドライバーの多い会社の方が得られる情報も多くなります。

 

もちろん、他のグループの得意不得意が役立たないか?と問われると、それは違います。

例えば、私は嫁も同業ですが他のグループのドライバー。様々な情報交換はとても密に

行っています。

そして、私は嫁のグループの強いエリアでは、勝負を避けるようにしています(笑)

 

 

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