1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

都内を走る1Boxタクシーの乗務日誌、タクシーブログのようなものです

NHKにも「値上げ」と書かれる新運賃が来月30日に開始らしい…

23区と武蔵野市三鷹市のタクシー運賃が来月末から改定されるそうです。

近距離客の喚起策として、初乗りを730円から410円に下げ、その分初乗りで走行できる距離を短縮するのですが、逆に中・長距離の運賃は値上げになるという、何がしたいのだか良くわからない改定です。

 

拙ブログでも度々指摘してきましたが、短距離客の需要喚起であれば、中長距離の値上げは必要ありません。

そして、実質的な値上げというアナウンス効果が客離れを引き起こす引き金になりかねないのが、とても怖いですね。

 

タクシー経営者は「お客は慣れる」と思っているのでしょう。

しかし、それでは従来のお客さんを相手にしている姿勢と何ら変わりません。

需要を喚起したいのであれば、この発想を捨てなければならないはずなのですが、それは無理なようです。

 

現場のドライバーは、それぞれのスタイルを持って仕事をしています。

この改定が、そのスタイルを破壊するような威力までは持ちえていないことを願うばかりです。

 

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タクシー初乗り380~410円に 東京23区など

NHK NEWS WEB 12月20日 4時29分

東京23区などを営業地域とするタクシーの初乗り運賃は、今の2キロまで700円~730円が、およそ1キロまで380円~410円に変更されることになりました。国土交通省は、こうしたタクシーの運賃変更を20日決定し、年明けの来月30日から実施される見通しです。

東京のタクシー各社は利用客の減少に歯止めをかけようと、初乗り運賃の引き下げを国土交通省に相次いで申請し、20日の物価問題に関する関係閣僚会議で、運賃の変更が了承される見通しです。

これを受けて国土交通省は、東京23区と三鷹市武蔵野市を営業地域とするタクシーの初乗り運賃について、今の2キロまで700円~730円を、1.052キロまで380円~410円に変更することを、20日決定します。

新たな初乗り運賃は、年明けの来月30日から実施され、国土交通省は大半の事業者が初乗り運賃を410円に変更する方針だとしています。
変更後の運賃は、おおむね1.7キロまではこれまでより値下げになりますが、6.5キロを超えると、逆に値上げになるということです。

今回の運賃変更で、タクシー各社が、短い距離で利用したいというお年寄りや外国人旅行者などの需要を、どれだけ捉えることになるのか注目されます。