1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

都内を走る1Boxタクシーの乗務日誌、タクシーブログのようなものです

何の為に、6.5キロ以上の利用で値上げになるのか?お客さんに説明する必要があると思うんだけどね…

どんな商品でも、どんな商売でもそうだと思うのですが、価格改定の前にはお客さんへの説明があってしかるべきだと思うのです。

1月30日に行われる、都内タクシーの運賃改定ですが、昨年秋に実証実験まで大々的に行ったように、初乗りを410円に切り下げることについては、タクシー会社発信の説明がなされているように思うのです。

しかし、6.5キロ以上の値上げについては、その理由を含めて、説明がなされている様子は感じられません。

 

つまり…

昨年秋の実証実験では、初乗り運賃切り下げで利用客の増加が見込まれる結果が得られた。

しかしその反面、タクシー会社の経営者は、この実験結果を信じていないので、短距離客が増加しなくて結果的に減収になる運賃改定は行いたくない。

だから、中長距離客から、減収分を補填しようと考えた。

 

こんな運賃改定だから、誰も説明しないのでしょう。

 

何故、6.5キロ以上の利用は値上げなのか?

お客さんに対して、ちゃんと説明する姿勢は必要だと思うのですが、どうなのでしょう?

 説明しないから、値上げを懸念するニュースも配信されるのでしょう…

 

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東京で始まるタクシー410円 “ちょい乗り”需要の吉凶は

Yahoo News 日刊ゲンダイデジタル 1/25(水) 9:26配信

 お疲れ気味の営業マンには朗報か。

 国交省関東運輸局が先週20日、東京23区と武蔵野市三鷹市でタクシーの初乗り運賃を、現行の「2キロまで730円」から「1.052キロまで410円」に引き下げる改定を正式に認可した。

 適用は今月30日から。 「都バスの23区内の一般運賃は1人210円(IC206円)です。

 2人で1キロ移動するなら、都バスよりもタクシーの初乗りの方が安いわけで、夏場でキツイ外回りの時には、“ちょい乗り”で重宝しそうです」(メーカー営業マン)  

 気になる初乗り後の加算運賃は、「280メートルで90円」から「237メートルで80円」に変更される。単純計算で1.526キロで570円、1.763キロで650円。3人で1.7キロぐらいまでの移動なら、都バスより割安になる計算だ。

 「おおよそですが、3人で東京駅丸の内口から帝国ホテル前までなら、都バスよりタクシーの方が安くなるでしょう。リーマン・ショック以降、全体の営業収入が15%も減ったタクシー業界としても、そうした“ちょい乗り”需要を狙っているわけです」(業界関係者)

 営業マンに限らず、高齢者と付き添いの2人が近所の病院まで、なんて需要も期待できそうだ。

 2015年度に7億3900万円の経常損失を計上している都バスにとっては“強敵”になりそうだが、“夜の街”も戦々恐々としている。

  それもそのはずで、新運賃では2キロまでは現行料金より割安になるが、4キロを超えると値上げになるケースが多くなり、6.5キロ以上では割高になる。東京駅から渋谷駅までの直線距離が、ちょうどそれぐらいだ。銀座の飲食店関係者が、こう言って愚痴る。

  「リーマン・ショック以降は終電までに帰るというお客さんが一気に増え、それは今も変わらない。ウチは深夜2時まで営業していますが、深夜の客は減る一方で、売り上げも2~3割減。景気はいつ回復するのって話ですよ。それでも都心に住んでいるお客さんは来てくれていたんですが、中距離以上のタクシー料金が割高になったら、さらに客足が遠のきそうです。人件費もバカにならないし、深夜営業はそろそろ限界ですかね」

   ちょい乗りが増えたとしても、繁華街が衰退すれば、深夜のタクシー需要はさらに下がる恐れがある。果たして吉と出るか、凶と出るか……。