タクシーは女性が稼げる仕事なのか?
どこかの無責任なブログがタクシードライバーは女性も稼げるような記事を掲載しています。
他のブログに文句を言うのは筋違いだとも思っていますが、このテーマについては書かせてください。
最初に書いておきたいことは…
所詮、1年未満のドライバーが、業界のことをすべて知っているかのように書く様は、滑稽以外の何者でもありません。
書かれていることの真偽は分かりませんが、他者が語った風の体裁で記事を展開するやり方は、自分が責任を取らないと言っているのと同義です。
そして、その記事に騙される読者のは、自己責任範疇と書いてしまえばそれまでなのですが、このテーマだけは見過ごせませんでした。
私の別のブログにも記している通り、私の嫁は同業者です。
私がタクシー12年目、嫁は私よりもベテランのドライバーです。
タクシーで稼げないのはダメなドライバーだとする氏のブログの主張とは反し、私たちはさほど稼いでいるドライバーではありません。
しかし、少なくとも10年以上この世界でご飯を食べてきたという自負はあります。
さて、本題です。
タクシーは女性も稼げるのか?
答えはイエスでもありノーでもあります。
昔、嫁の所属していた会社で女性ドライバー専用無線の開設を検討していたことがあったそうです。
しかし、その構想は頓挫したそうです。
理由は、ストーカーの類や女性ドライバーが配車されることが分かっていたときに発生する犯罪リスクに対応できないことからでした。
嫁の経験談を記せば、数年に一度くらいの割合で、理不尽すぎる乗客の対応に困窮し、警察沙汰になることが発生しています。
乗客曰く、「料金が高い」、「道順が違う」などなど…
私の感覚からすると、女性ドライバーだから攻撃しても大丈夫という感覚で攻撃をしてるとしか思え無いのですが、その様な乗客がいることも悲しいけど現実です。
これらのトラブルに巻き込まれたとき、残念ながら女性ドライバーの方が被るリスクが高いのは、読まれている皆様にも想像に難くないと思います。
さて、リスクを回避すると稼ぎがダウンするのはいたし方の無いところ…
この辺りのバランスが、男性ドライバーより難しいと思うのです。
氏のブログでは、稼ぐという視点でしか物事が語られていませんが、身を危険に晒してでも「稼ぐ」のであれば、氏のブログで語られていることは正しいのかもしれません。
しかし、「生活する」とい視点で考えたら、身の危険はできれば避けたいところだと思います。
このブログでも幾度と無く記していますが、あのカリスマさんのように、太く短くタクシードライバーという職を利用するのは1つの考え方だと思います。
しかし、細くとも長くという視点で考えたときに、視点が「稼ぐ」だけで済まないものなのです。
女性ドライバーで長く仕事をしようと思ったときのやり方はあります。
しかし、その時に「稼ぐ」よりも「安全」の方が上回るのは言うまでもありません。
言葉は悪いですが、「稼げる」といううたい文句で、人を騙し、自己の利益にしているようにしか読めないのは、私がひねくれ過ぎているからなのでしょうか?
まぁ、そんな真相は知りたくもありませんし、言い訳も聞きたくもありませんけどね…
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