タクシーに対する取り締まりはどうなのか? あくまでも私見です…
先のエントリー「道交法上の「駐車」と付け待ち…」では、駐車禁止場所での付け待ちが「駐車違反」である根拠を、道交法の条文から紐解きました。
では、実際に駐車違反場所で付け待ちをしていた場合、反則切符を切られるのかどうか?について、様々な実例を下に考えてみたいと思います。
タクシードライバーという職業は、新人もベテランもハンドルを握れば同一の条件下で仕事をするわけですから、あまりベテランと新人の差は生じない職業だと思います。
もちろん、経験値はベテランの方が高いので、それが売り上げに繋がるのか、危機管理に繋がるのか、それぞれですが、今回のような例も様々なパターンを知っているから、それを避ける仕事のやり方を身に付けています。
さて…
最初に触れたいのは、駐停車禁止場所での人の乗降で反則切符が切られるのか?という点から…
一番警察が厳しかった頃は、明治通りの新宿付近にずっと引かれているレッドゾーンでお客さんを降ろしたら切符を切られたという例があります。
でも、これをやられていた頃は、お手上げでした。
新宿付近の明治通りは軒並みレッドゾーンなので、何処で降ろしてもアウト(笑)。
ビクビクしながら仕事をしていた時期でした。
でも、この頃と法律は何も変わっていないので、ココで乗せたらダメ・降ろしたらダメというのは、頭の中に入れておいて、少しでもその場を避ける工夫をしています。
また、今でも絶対に乗降したらダメな場所はあって、時々取り締まりを受けていますので、そこを指定されたら、「降ろせない」と伝えるようにしています。
駐車禁止場所での付け待ちですが、一時に比べれば緩くなったように感じますが、警察に寄せられるクレームの数で決まる側面もあるので油断できないです。
タクシー乗り場に並ぶ列が路上に伸びていた場合、切符を切られた実例は数知れずあります。
また、横断歩道を先頭にした自主的なタクシー列でも、横断歩道から5m以内の車だけでなく、一斉に取締りを受けた実例も数知れず。
深夜、何でも無いところに停めて休んでいたら、切符を切ると予告されたことも数度…
ただ、取り締まる場所はいつも同じことが多いので、その場所には並ばないことです。
(お客さんも多い場所だから、並ぶタクシーも多いし、並んでいる同僚も多いのですが…)
この半年くらいは、駐停車禁止場所での付け待ちには厳しいですが、駐車禁止場所は、そんなに厳しくないような感じがしています。
でも、これは振り子と同じで厳しくなると一斉に厳しい方に振れるので、今が標準ではないと考えていた方が無難です。
つまり、厳密に言えばタクシーにとって安全な場所は無いのですよ…
そして、それに無頓着なドライバーが多すぎるのも悲しい現実ですね。
だから、付けるならタクシープールがしっかりあるところや専用乗り場が中心になるのは仕方ないところだと思っています。
そして、自分がどうしているのか?ってことをそれ以上書いて公にする勇気を私は持ち合わせていませんので、行間を勝手に読んで推測してください(笑)
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