タクシー会社って、どうよ? 赤裸々に書いてみます その1
これからタクシー会社を目指そうとしている人の為に、赤裸々な話を書こうと思いました。
普段は生々しすぎて書けないことも、年月が経つことで公にしても大丈夫なこともあります。
その辺りも含めて、書ける範囲で書いてみようと思います。
予めお断りしておきます。
差別的な表現が出てきます、ご了承ください。
そして、私の独断だ!ってことをご了承ください。
タクシーって底辺職ですか?
私自身も、底辺職だと思ってました(笑)
だから、この仕事を知らない人が底辺職だと思うことを否定しません。
誰にでもできる仕事です。
極端な言い方をすれば、職にあぶれた人でも就ける仕事です。
学歴も職歴も年齢も関係ありません。
長らく雇用の調整弁の役割を担ってきました。
それ故に底辺職だと思われるのでしょう。
だけど、続けるのは難しい仕事だと思っています。
この話はあとで触れます。
でも、働いてみると底辺職!と言っているのは、お客さんを含めても少数派です。
だって、お客さんからすれば命を預けるんですから、底辺!なんて思ってても億尾に出さない人が多いですよ。
それに、働いている側も「こんな仕事したくなかった!」なんて思って仕事していたら、事故につながるから、思っている人は少数派だと思います。
でも、タクシー業界に入って暫くした頃に、これでどんな仕事もできる!と妙な自信を得ました。
どんな人がタクシードライバーをやってるの?
大多数の人は、良い意味でも悪い意味でも「素直な良い人たち」かな…
でも、素直過ぎると社会からはみ出してしまう事が往々にしてあります。
そんな愛おしい人たちが多いです。
そんな、愛おしい人たちを食い物にする人たちも一定数いるのは、悲しい現実的ですけどね。
この職人就く前は、もっと「やさぐれている」人が多いと思っていたけど、その想像はハズレました。
あと、想像力に乏しい人が多い様に感じます。
それは、乱暴な運転に現れることもあるし、事故防止教育なんかにも現れてます。
研修や会社の集会などでは、想像以上に同じことを繰り返し言われます。
繰り返し言われるのは、頭で理解していても運転や接客という行動に、言われていることが反映していないから…
言われたことを、自分のこととして理解しようとする人は少ないように感じます。
タクシーは密室での仕事だから…
朝、点呼といわれる朝礼の様なものを受けると、会社に帰ってくるまで、独りで仕事をすることになります。
会社に嫌な上司や同僚がいても、僅かな時間さえ我慢すれば、何か言われることはありません。
こんな仕事のスタイル、向く人と向かない人のこと差が結構出るように思います。
文句を言われない!代わりに、誰も何も指示をしてくれません。
新人研修は長いところでも2ヶ月くらい、実際のタクシー車両に乗っての実地研修も、長くて一週間くらい。
あとは習うより慣れろ!では無いですが、お客さんに教えてもらいながら覚えるしかありません。
先ほど、向き不向きが出るのはココと書いたのは、こんな意味です。
さて、お客さんに色々なことを教えてもらうってことの意味をもう少し…
お客さんの中には、教えてやって運賃まで払って、と思う人もいて、イヤミの一つも言いたくなるのは仕方ないですよね。
それに、お客さんの中には、寝て帰りたい人、仕事の電話で忙しい人、相手を口説くのに必死な人など、ドライバーに構いたく無い人も多数います。
そんな人に教えて!と言ったら、イヤミの一つで済むなら良しとしないと…
乗る側の立場になって考えたたら、当たり前ですよね?
ところで、そんな仕事だからでしょうか?
帰庫して納金の準備や洗車の時間には、色々な話が飛び交います。
話を盛ることもいれば、控えめの人も…
売り上げのこと、お客さんのこと、などなど。
他人の自慢話なんか聞きたくない!って人にはうっとおしい時間かもしれません。
私は、何人か営業方法の参考にさせてもらっているドライバーがいるので、その人と時間が合えば、色々教えてもらったりしています。
嫌だった客さん、ワースト3
第3位は…
銀座の乗り場から乗って、通常なら通らないような細かい道を指定して、曲がり角を一つ間違えたら、チンピラのお兄さんに電話をつないで、指示に従わなかったことを詰り、タダにしろ!と凄ませた、銀座にお勤めのお姉さん。
まぁ、間違えた事が悪かったんだけどねー
私の手に追えないので警察呼ばせていただきます!と言って解決したけど、銀座〜蛎殻町でどれだけ時間がかかったか…
第2位は…
このブログにも登場しますが、車内で大量に吐いたのに一言も言わずに降りて行ったお客ですね。
嘔吐ものは、男と呑んでてベロベロにされて、車内に捨てられる様に乗せられた女性も強烈でしたが、お客の酷さでは、何も言わずに降りて行った、この男性客がダントツですね。
第1位は…
ルート確認して、お客さんの指示通りに進行したら、渋滞していて、それにキレたお客ですね。
シート蹴られる、罵声は続く、
未だに、この時どう対応すれば良かったのか分かりません。
番外で…
当時は会社が売上控除をしてくれなかった、乗り逃げの話。
最高額は、神田から坂戸の17,000円かなぁ💦
あと、3000円くらいだけど計画的にやられた!と思う乗り逃げもありました。
こんな人はタクシードライバーに向かない その①
自分が特別だと思っているドライバーは、大きな違反や事故で業界を去るケースが多いように思います。
もう少し噛み砕いて書くと、最初から売り上げが良くて、そのこと天狗になるようなタイプ。
売り上げが良いから何をしても良い!そんな考え方に陥ると、罠がスグそこに待っています。
例えば、少しくらいの事故なら報告しなくても許されるとか…
多少の違反なら報告しなくても許されるとか…
銀座の乗車禁止区域違反をしても許されるとか…
売り上げが良いから、会社も少しくらいのことなら目を瞑るかもしれません。
それで益々助長してしまうと、一線を越えてしまうことが多いようです。
こんな人の例は数多く見てきました。
さて、ダラダラと書き連ねましたが…
売り上げの話しが出てきていません(笑)
売り上げの話は、大切なんだけど、実は二の次三の次だと思っているところがあるので、その1では触れませんでした。
次回、その理由と共に書こうと思っています。
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【1/17の乗務日誌】 ヒキが弱い(^^ゞ
2019/1/17(木)の乗務日誌
売り上げ ◎◎◎◎◎
営業回数 18回
最高売上 中野~武蔵小金井 8,000円 くらい
例えば、同じところを同じように流していても売り上げに差がつくことは良くあります。
例えば、同じ様に銀座に並んでいても、一つの順番で、一万円オーバーの仕事になることも、ワンメーターの仕事になることもあります。
だから、では無いのですが、その日の仕事の流れを大切にするようにしています。
例えば、いつもより渋谷に行くことが多ければ、夜の主戦場は渋谷周辺にするとか…
その日の流れを意識して仕事の組み立てをしていることが多いのです。
でもね、やっぱり「ヒキ」の強弱だけはコントロールできないようで…
例えば、この日。
23時過ぎに某レストランのディスパッチャーに呼ばれました。
敷地内には、既に5台くらいの空車が待機していて、私の後ろにも数台の空車。
そして、接待をしているであろう人からチケットを渡されたら…
このシチュエーションなら、多くのタクシードライバーはガッツポーズを心の中でしたと思います。
私もそうでした(笑)
高速の入り口を頭の中でシミュレートして…
でも、行き先は4千円台のミドルでした。
普通であれば、ありがたいのでけれど、シチュエーションからの期待値が膨らんでいたので、少し(かなり?)ガッカリ(^^ゞ
そして、自身のヒキの悪さを実感したのです。
先日の銀座でも似たようなことがあって、何人かのグループで帰る方向の話が飛び交っている中で、2千円台のお客さんを当てました。
このときは「ヒキ」の悪さもそうだけど、銀座との相性が悪い!と、思い直したのですが(笑)
さて、この日は、早々に羽田の近くまで行って、国際線に並ぶこと2時間(^^ゞ
流れが良くないのはいつものことでしょうか…
行き先が品川で、そのあとは流し中心に…
中野から武蔵小金井と渋い本日の最高売り上げのお客さんに巡り会ったこともあって、6時に4つと少し…
そこから、仮眠して朝の予約を終えたら、少し早いけど終わりの時間…
5つに何とか届きましたが、厳しい日々ですね…
やっぱり、あのレストランでのヒキがすべてだったのでしょうか?
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"JPN Taxi"と"Japan Taxi" 覇道というか、邪道といういうか…
トヨタが新しいタクシー専用車両として"JPN Taxi"を発売したのは、2017年の秋でした。
日本交通系列の配車アプリ、「全国タクシー」が"Japan Taxi"と名称を変えたのは、2018年の8月でした。
お客さんから、時折「ジャパンタクシーでは、こんなサービスを始めたんだって」と聞かれる事があります。
私の勤めている会社にも、"JPN Taxi"は導入されているので、車のサービスとして、お客さんの言う「こんなサービス」が、車両独自のサービスなのか?と考えるのですが、どうやら違うらしい…
それで、かすかに読んだ記憶のある、配車アプリの"Japan Taxi"のサービスかもしれないと、思い至るのですが、何だかんだモヤモヤ感は残ります。
何で、読み方を同じにしたのでしょう?
マーケティングの話をすれば、この様な混同や錯誤を生む戦略は、弱者の戦略です。
まぁ、はっきり言えば邪道💢
例えば、有名ブランドに似せたロゴを展開するだとか、そんな例を持ち出すまでもなく、弱者がゲリラ的に行うものと解釈するのが一般的でしょう。
しかしながら、それを業界のリーディングカンパニーが行なっているところに、タクシー業界の未成熟ぶりを感じるのです。
それも、日本交通の会長である川鍋さんはタクシー協会の会長…
もう一度整理すると、タクシー協会の会長である会社が、タクシー業界が東京オリンピックに向けて一丸となって盛り上がっていこう!
そんなタイミングで、自社のアプリをオリンピック用の車両と同じ読み方に変更したのです。
これは、一丸では無く、自社さえ良ければ他社のことは知らん!といった、良く言っても覇道では無いでしょうか?
繰り返します。
アプリの会社もタクシー協会もリーダーは同じ人。
結果的に、"JPN Taxi"は、川鍋さんのところで作った車!という錯覚をお客さんは持つ事になりました。
そして、大多数の"Japan Taxi"アプリを知らない乗務員は、"Japan Taxi"について、お客さんに誤った案内をして、いわれのない「お叱り」を受けている事でしょう。
錯誤や混同を与えるやり方は、邪道💢
と業界の片隅から、遠吠えてみました。
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追記
"JPN Taxi" の製造元のトヨタは、"Japan Taxi"アプリのリリース元である「Japan Taxi株式会社」(ややこしいなぁ)に出資しているので、名称混同の問題はトヨタ的にはクリアしているんだろうと推察しています。
しかし、トヨタ的にクリアしているというところに、タクシー業界の小ささを思わずにはいられません。
【1/15の乗務日誌】 寝る子は育つ、でもタクシーだと育ちません(^^ゞ
2019/1/15(火)の乗務日誌
売り上げ ◎◎◎◎◎○
営業回数 17回
最高売上 赤坂~横浜市青葉台 11,000円 くらい
タイトルの通り、よく寝ました💦
朝、5時半くらいから8時近くまで…
お陰で、寝る前に5つの税金の手前まであった売上も、伸びずに終わってしまいました。
前半戦は、スローペースでした。
それでも、何とか22kで日付を越えて、直ぐに本日の最高売上のお客さん。
その後も、割増時間の終わり近くに1万越えの仕事が付いて、0時〜5時で3つ積み上げられました。
6つは楽勝❗️と思って仮眠タイムにしたのですが…
タイトル通りです😰
でも、そろそろ世間は通常モードに戻ってきた様に思います。
私もその波を捉えないと…
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【1/12の乗務日誌】 モヤモヤ感が残りました(>_<)
2019/1/12(土)の乗務日誌
売り上げ ◎◎◎◎◎◎
営業回数 15回
最高売上 文京区~成田空港 20,000円 定額走行
タイトルについては、詳しく書けません(笑)
ならタイトルにするな!とお叱りをいただきそうですが、自分の備忘録としてもこのブログの位置づけを考えると、このタイトルなのかなぁ、と思ったりしています。
さて、翌朝に成田空港送りの予約があったので、それまでに数字をどう作るのか?という組み立てで臨みました。
19時半頃に羽田空港にお客さんをお送りしたので、そのまま国際線に並びます。
並びましたが、流れない(^_^;)
想定では、21時過ぎくらい、悪くても22時の割増時間前にお客さんを乗せられるはず!と踏んでいたのですが、それらの想定は脆くも崩れ去り、お乗せしたのは、22時過ぎのこと。
待ち時間は144分!
これは、行き先がTDLで、1万越えの仕事になりました。
でも、こんな待ち時間では怖くて羽田空港に近寄れません(>_<)
都心に戻ります。
22kで、日付を越えました。
三連休初日なので、人は多かったように思います。
朝に備えて、少し仮眠時間が欲しかったので、割増時間ギリギリまで頑張ったあとは、配車先近くで爆睡してました。このとき、43kでした。
そして朝、成田空港にお客さんをお送りして6つを越えたところで終了でした。
物事のかみ合わせを考えたときに、どれか一つの歯車が狂ったことによって、すべてが狂ってしまう…
この日は、まさにそんな感じ。
天候にも恵まれなかったし…
でも、公休日の小旅行もあって切り替えは完了しています。
また今日から頑張ります!
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