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バスタ開業で渋滞悪化!? 少し考えれば当然の帰結なのですが…

バスタが開業してから、混雑緩和が予想されていた国道20号線(甲州街道)上りの西新宿一丁目交差点では、混雑が増しているという調査結果を隠していたことがニュースになっています。

 

「バスタ新宿」渋滞緩和のはずが悪化していた 「都合が悪いので」公表せず 

産経ニュース 2016.10.5 10:40更新 

 

調査結果を隠していたことは問題ですし、そちらの方が問題が大きいとも思うのですが、そのことはさておき、バスタ開業によって交通量が増加したという問題について考えてみたいと思います。

と記しましたが、考えるまでも無く今まで新宿駅南口陸橋を通っていなかったバスが、西新宿一丁目交差点を経由してバスタに吸い込まれていくのですから、混雑が増えるのは自明のことと言えるのではないでしょうか?

 

さらに、新宿駅南口信号で発生していた渋滞が緩和されたことにより、新宿4丁目交差点上りの左折レーンの混雑が目立つようになりました。

私の感覚では、こちらの方が想定外(笑)でした。

以前にも増して、甲州街道上り新宿4丁目交差点の左折は避けるようになりましたし、例えばバスタから乗せて、新宿4丁目左折が最短の場合でも、事情を説明して4丁目交差点は直進することが多くなりました。

 

バスタの評判が良くないのは当然知っています。

でも、無法地帯だった新宿駅南口信号前後の客待ちタクシーや降車タクシーがほぼゼロになった効果はとても大きいと思っています。

そして、長距離バスターミナルが一箇所に集中しているメリットは、もう少し経つとさらに享受されるように思います。

 

 

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「バスタ新宿」渋滞緩和のはずが悪化していた 「都合が悪いので」公表せず 

産経ニュース 2016.10.5 10:40更新 

 オープンから4日で6カ月を迎えた全国最大のバスターミナル「バスタ新宿」(東京)の開設後、緩和が期待されていた近隣の国道20号の渋滞が、平日の上りでは逆に悪化していたことが分かった。調査を5月に実施した国土交通省・東京国道事務所は、「渋滞が緩和した」とする結果が得られた休日分のみを公表していた。同事務所は「都合が悪かったので平日分は公表しなかった」と説明。今月中に再検証を行う方針を示している。

 バスタ新宿新宿駅周辺に散在していた高速バス停を集約して4月に誕生し、JR新宿駅新南口と直結した。施設の目の前には国道20号が走り、1日最大1600台のバスが発着する。

 オープン前は午後8時台をピークに、最大16台のタクシーがタクシー乗り場を先頭に行列して走行車線にはみ出し、渋滞を引き起こしていたという。だが、渋滞発生の原因となっていたこのタクシー乗り場をバスタ新宿の3階に収容。同国道事務所は5月、オープン前と比較した渋滞の最大延長が、「(上りは)140メートルがゼロになり、(下りは)560メートルが340メートルに4割減少した」とする調査結果を発表した。

 しかし、発表されなかった平日分では、下りで約4割改善していたものの、上りでは西新宿1丁目交差点から約1割悪化していた。

 調査は同事務所が目視で行ったもので、昨年11月と今年5月の休日と平日に各1日実施し、渋滞の最大延長を比較した。全ての調査結果を明らかにしなかったことについて同事務所は「都合が悪かったので公表しなかった。現在は施設前の流れは少し良くなっている」と説明。再調査で渋滞緩和効果を再検証するとしている。

 付近のタクシー運転手からは「新しい交差点ができて新宿中の高速バスが集まっており、いつも渋滞している。正直あそこは通りたくない」「周囲の交差点の信号機の接続が悪くなり、前より渋滞している。バスタから出てきたバスを早く流すために西新宿1丁目の交差点との接続を優先しているからではないか」といった指摘も出ている。

 警視庁は「バスタを原因とする渋滞は起きていない」としているが、同国道事務所には「バスタ前で一般車が停車して人を降ろし、交通の邪魔になっている」との苦情も寄せられているという。