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日本でUberなどが事業拡大できない本当の理由

シェアエコノミーを推進する人たちは、ライドシェアビジネスが日本で拡大しない理由を、タクシーなどの抵抗勢力のせいだと言っています。

でも、これは明らかな事実誤認やウソ。

もし、本当にタクシーなどの抵抗勢力のせいでライドシェアが拡大しないと考えている人がいたら、現実を見ていない大馬鹿者です。

 

さて、ココでは大前研一さんという大馬鹿者の発言から見ておきたいと思うのですが…

ウーバーが日本でなかなか事業拡大できない理由 ポストセブン

 

結論から書けば、大前研一さんの分析は誤りです。

シェアエコノミーは、供給不足という現実があって初めて成り立つビジネスモデルです。

ウーバーが成功している地域は、タクシーの供給不足の地域ばかり。

しかし、日本ではほとんどの地域が供給過剰なのですから、わざわざシェアする必要が無いのです。

つまり抵抗勢力の問題ではなく、ビジネスモデルの問題と捉えるべき話。

 

例えば、民泊などは様々な規制がありながらも、それに構わず浸透しています。

それは、利用者のニーズがあるから。

そして、法律がそれを追いかけるように改正されていくことになるのでしょう。

 

一方ライドシェアは、日本では、ニーズが無いところに無理やりトップダウンで決めようとしているビジネスモデル…

つまり、ボトムアップができない(ニーズが無い)時点で既に破綻しているビジネスモデルと捉えるのが正しい考え方でしょう。

 

本当に必要なものならば法規制をかいくぐり、浸透していく力を持っています。

残念ながら、ライドシェアはその力を持っていないので、「お上」の力を借りようとしている…

この時点で破綻しているのに、それでも推奨する人たちは、そこで甘い汁を吸いたいだけの輩なのでしょう。

だから、私は彼らを大馬鹿者だと書き記します。

 

一応追記…

ライドシェア推進論者から誰一人として、供給過多を前提とした論が展開されないのはどうしてなのでしょう?

供給過多という現実を無視して、甘い汁だけ吸いたいのでしょうか?

誰一人としてマトモに分析していないのが現実です。

何故、ウーバーはサンフランシスコで始まり成功したのか?

一番考えていないのは推進論者の皆さんという皮肉な現実を考えて欲しいと思ったりしています。

 

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