2月の羽田空港発のお仕事のまとめ
2月の羽田空港発の仕事をまとめておきます。
2月の乗務回数 12回
羽田発の仕事の回数 26回
定額運賃利用回数 8回
深夜割増時間帯の回数 5回
売上平均 6,629円
最高売上 15,950円(経由有りの石神井公園)
最低売上 1,530円(第二ターミナル)
定額目的地 千代田区2回・世田谷区2回・新宿区2回など
平均待時間 73分(最短13分~最長165分)
1月よりも平均売り上げは、1,100円以上の上昇です。
これは、2月が良かったというよりも、1月が悪かったと解釈すべきでしょう。
羽田空港に並ぶ時間帯を少し変更してみました。
割増時間帯の回数が減ったのはその為です。
また、少し早く羽田空港に並びだすことにより、極端に長い待ち時間は減ったようにも感じますが、もしかしたら並んでいるタクシーの数が減ったのかもしれません。
もう少し詳しく解析してみないとダメですね。
日曜日は比較的羽田空港に並びやすいのですが、その他の曜日は厳しいように感じます。
また、朝の時間帯は、上手くはまれば極端に待ち時間が短くて済むのですが、それもタイミングなので、この時間なら早い!と一概に書けないのがもどかしいところです。
これ以上、待ち時間が平均して長くなったり、また平均売り上げが下がるようなことになると、利用し難くなる…
2月の値は、そのギリギリのところで留まっていたようにも感じます。
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【2/28の乗務日誌】 拒否されるよりも、低単価祭りに参加したいなぁ…
2017/2/28(日)の乗務日誌
売り上げ ◎◎◎◎◎○
営業回数 19回
最高売上 羽田空港~石神井公園 15,000円くらい 経由あり
逆乗車拒否 9回
この日で2月も終わりです。
歳のせいなのか、隔日勤務というタクシー業務のせいなのか、月日の流れはとても早いです。
この仕事の欠点は、月日の流れがとても早く感じるところなのかもしれません、と少しだけ感傷的になりながらもいつものように16時に出庫しました。
最初は、いつものように逆乗車拒否(笑)
後ろを走る、自社の空車にお客さんは乗ってゆきました…
都心まで何事も無く入ったので、バスタへ…
今日のバスタは流れが良くないようです。
(正確には、今日のバスタはではなく、今日もバスタはですね。乗降禁止の甲州街道南口陸橋上での乗車が増えてきていますから…)
これは、富久町。
そのまま中に入ります。
流していてお客さんになれば良いのですが、ダメな場合も考慮して、この時間に付け待ちをするなら何処?といった視点で、そこに向かいながら流しているような感じです。
次はニューオータニ、その次はパレスサイドビルなど、付け待ちの連続で回数アップを図りますが、時間効率は良くありません…
いつもなら、1つになってから行く羽田も、20時の時点で8kだったけど行くことにしました。
その羽田は、80分待ちで本日の最高売り上げとなり、一息つけました。
日付を越えたときには、24kとまずまず。
しかし、深夜帯はダメでした^^;
何処を狙っても、空回りとなり、朝の予約に備えて4時半に39kで仮眠タイムに…
朝の予約は羽田行き。
戻りの羽田も20分待ちで実車になり、恵比寿へ。
そして、ここから朝の通勤時間帯、タクシーが不足する時間帯であるにも関わらず、逆乗車拒否の嵐(^^ゞ
眼力が足りないのでしょうか、それとも眼に悲壮感を漂わせているのでしょうか、乗ってくれないお客さんにアイコンタクトを送ると避けられてしまいます(笑)
何でしょう…
いつものように消化不良で帰庫になったのですが、会社で同僚のドライバーが「朝は低単価のお客さんが次から次へと乗ってきて疲れた」なんて言ってましたが、私も味わってみたいと真剣に思いましたよ。
いわゆる、朝は「祭り」状態になることが多いらしいのですが、参加してみたいなぁ…
乗ってくれないことの精神的なダメージは意外と大きいものなのです(笑)
そして、新しい運賃体系になって一ヶ月ですが…
前よりも乗ってくれないお客さんが増えました。
そして、乗ってくれないなら付け待ちと、流すよりも付け待ちすることが多くりました。
タクシーの運賃改定にこんな効果を生むなんて想定外でしたね(笑)
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2002年のタクシー規制緩和の功罪
「改正『タクシー特措法』と『白タク解禁』の整合性」のエントリーでも触れましたが、2002年のタクシー規制緩和の実像を語ることは、現在の「白タク解禁」論議を考える上でとても示唆に富んでいます。
そこにあるのは、規制改革の美名に覆い隠された、自社の商機拡大であって、利用者の利便性の向上でもなければ、ましてやタクシー業界の発展でもありません。
具体的に考察してみましょう。
2002年の規制緩和の具体的な内容は、先日も紹介した「東京のタクシー タクシー最前線からの報告」(pdfファイル)の5ページ・6ページに紹介されています。
大きな項目としては、
「増車/ 認可制」から ▶「 事前届出制」に
「最低保持台数の緩和/60台」から ▶「 10台」に
「営業所および車庫/所有」から ▶「 リース」に
「 導入車両/新車」から ▶「 中古車で可」に
以上の4点となっています。
他にも、二種免許の取得条件が緩和され、自動車教習所で実技試験の受験が可能となったり、任意保険の加入が強制となり、事故発生時の対応が強化されたりしました。
話は逸れますが、私がタクシーを始めたころが、教習所で免許取得が可能となった時期とダブります。
私は教習所で実技試験が受験できるところを条件にタクシー会社を探したものでした…
2002年の規制緩和は、タクシーの台数を増やすのが簡単になり、新規参入の障壁もとても低くなった改革という側面が強い改革でした。
そして、この改革の旗振り役だったのが、オリックスの宮内義彦元会長でした。
現役のドライバーの方は是非、営業車の車検証を見て欲しいのですが、所有者がリース会社になっている場合が多いように感じます。
因みに、私が以前勤めていた会社では、オリックス系のカーリース会社の名称がそこに記されていた記憶があります。
2002年の規制改革は、増車が簡単になり、新規参入も簡単になり、リースや中古車でも車両を持てる様になった改革だったという側面があります。
そして、その改革で一番得をしたのは、リース会社のオーナーだった旗振り役の宮内元会長…
そう、こんな露骨な我田引水が、規制改革として語られているのです。
そして、記憶違いでなければ、オリックス系のカーリース会社がタクシーのカーリースにおけるシェアのトップです。
世界的に例の無い供給規制の実質的な撤廃という「改革」が失敗に終わるのは、自明のことだったのですが、カーリースのシェアを伸ばした宮内元会長にすれば、改革の行く末なんてどうでも良かったのかもしれません。
ところで、拙ブログでも時々登場する高橋洋一教授は、運賃に関する規制が緩和されていないから、規制緩和が中途半端なものとなってしまったと発言しているようですが、残念ながらそれは正確ではありません。
確かに、運賃に関しては「許可制」のままでしたが、ワンコインタクシーや様々な料金体系のタクシーが登場したのもこの改革がきっかけでした。
そして、これら様々なタクシーの登場がありながらも、タクシー利用の総需要は増加しませんでした。
もし、中途半端という言葉が正しければ、その兆しのようなものがデータ上から見て取れる必要があります。
しかしその様な兆しもありませんでした。
さて、2002年の規制改革が我田引水の側面が強い「改革」モドキでしかない側面を見てきましたが、現在語られている「白タク解禁」もその同一線上にあると考えた方が良さそうです。
都内のタクシー需要は、約3,600億円。
ライドシェアが解禁されても、それが伸びることは無いでしょう。
総需要が伸びないのに、導入を急ぐ背景は、それを導入すると儲かる人がいるから(笑)
自社が儲かれば、他を犠牲にしても構わないという論理の上に、この議論は展開していると読み取るべきです。
そして、残念ながら利用者の利便性の向上も考えられていないのは、ライドシェア解禁先進国の様々な事例が教えてくれています。
そして、それらの国よりも既にこの国のタクシー事情は飽和状態です。
その中にこれらライドシェアを導入すれば、混乱しか残りません…
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【2/26の乗務日誌】 ヒキの弱さと、急な差し込と(^^ゞ
2017/2/26(日)の乗務日誌
売り上げ ◎◎◎◎◎
営業回数 22回
最高売上 豊島区~羽田空港 8,900円定額走行
逆乗車拒否 3回
東京マラソンが行われたこの日「16時に出庫すれば影響もほとんど無いし、そのままゴール付近の東京駅に直行すれば入れ食いだぁ…」と目論んでいたのですが…
最初のお仕事が「新宿行き」のお仕事だったものだから、そのまま新宿に留まっておりました(^^ゞ
しかし…
某ホテルから3回とも新宿駅付近というありがたいお仕事をいただき、今日は付け待ちはダメなのかと真剣に悩み始めておりました。
日曜日なので、羽田空港で挽回しよう!と方針を変更し、7kで19時30分に羽田空港に入りました。
1回目は70分待ちで蒲田。
2回目は45分待ちで新宿区定額と、待ち時間はまずまず。
戻って数回お仕事をこなして、20kで日付を越えました。
日曜日の夜は、某所での付け待ち…
1回目は太子堂、2回目は赤坂、3回目は渋谷本町と回数ができたことだけが救いのような展開です。
それでも、付け待ちの間になんか以下のお仕事を挟んで売り上げを伸ばそうとするのですが、伸び切れません(^^ゞ
そしたら3時頃に急な差し込が(^^ゞ
車の運転はできそうだけど、お仕事には厳しそうな状態(^^ゞ
近くのトイレを思い浮かべますが、場所柄、駐車場が厳しい感じ…
こんなときは、背に腹は変えられないので首都高に乗ってパーキングエリアへ…
高いトイレ代になりました(^^ゞ
結局、差し込み後に疲労を覚え、深夜帯を34kで終えました。
朝は、羽田空港行きの予約のお客さんからお仕事再開。
これが本日の最高売り上げで、そのまま国際線に入って100分待ちで六本木。
でも、これでタイムアップでした…
付け待ちも回数をこなせば、その付け待ち場所からの中ヒットなりが生まれてくることが多いのですが、残念ながら、この日はそのヒキの強さは持ちえていなかったようです。
そして、思いのほか体調も良くなかったようで、売り上げ的には厳しい日曜日になってしまいました(^^ゞ
ところで、尾篭なお話ですが…
急な差し込みで近くに駐車場付きのコンビニがあれば、飛び込むこともありますが、深夜帯にトイレの利用ができなかったり、トイレが無かったりとマチマチなのです。
確実なのは首都高上のパーキングや羽田空港の駐車場のトイレ。
「ついで」であれば問題無いのですが、この日のように「ついで」で無ければ苦労することもシバシバなのです(笑)
今まで一番我慢できなかったときは、某公園のトイレに駆け込んだこともありましたが、薄気味悪いし衛生的ではないし、虫やら何やらがウロウロしているし…
どうしようもないとき以外は、利用できないとそのとき思ったものでした(笑)
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