秋の全国交通安全運動、ハイビームの励行と誤解と…
本日、20016年9月21日から30日まで、秋の全国交通安全運動が始まりました。
全国重点項目は、
(1) 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止(2) 後部座席を含めた全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底(3) 飲酒運転の根絶
となっているそうです。
そして、全国重点項目を実現するにあたっての推奨項目に
(オ)夜間の対向車や先行車がいない状況における走行用前照灯(いわゆるハイビーム)の使用の励行
が加わりました。
それは、ロービーム運転で発生した事故のうち、多数がハイビーム運転だったら防げたと考えているようで、その為にハイビーム運転の励行が加わったと聞き及びます。
平成27年中の夜間歩行者死亡事故は625件。このうち、ロービームが597件を占め(95.5%)、残りはハイビーム9件、補助灯6件、無灯火13件でした(警察庁調べ)。
しかし、ハイビーム運転の励行は、「常にハイビーム運転」という誤解を生んでいることも事実です。
最近の自動車教習所でも、ハイビーム運転が基本と教えているようで、その結果前方に車がいても、対向車がいてもハイビームのままのドライバーが増えていて、危ない思いを何度もしています。
ハイビーム運転を励行するなら、その前提でもある「対向車や先行車がいない状況における」の部分ももっと徹底して欲しいと思っています。
参考 平成28年秋の全国交通安全運動推進要綱(pdfファイル)
ランキングサイトに参加しています。よろしければクリックをお願いします。