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1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

都内を走る1Boxタクシーの乗務日誌、タクシーブログのようなものです

「P」に入れるタイミング、あるいは習慣化。 ヒルトン東京でのタクシー事故について

タクシードライバーという仕事

3月7日の午前中に西新宿のヒルトン東京ホテルの車寄せで、タクシーが歩行者をはねる痛ましい事故が発生しました。

 

事故の概要は…

お客さんの降車時にトランクに積んだ荷物を降ろそうと、ドライバーが運転席を離れた際に車が動き出したので、慌てて運転席に戻った際に、ブレーキとアクセルを踏み間違えたものです。

 

ドライバーが71歳であることやドライバーが「ブレーキとアクセルの踏み間違えた」と言っていることから、高齢者による、ブレーキとアクセルの踏み間違え事故というところに焦点が当てられています。

しかし、この事故の焦点は、お客さんの降車時にシフトを「パーキングレンジ」に入れてなかったことに尽きます。

 

ところで…

私は、一種免許も二種免許もMTで取得しているので、習った記憶が無いのですが、AT車を運転する場合、「P」レンジに入れるタイミングをどのように教えているのでしょうか?

または、タクシー会社で新人教育をする段階で、車が停まったときは「P」に入れることを、どの程度重視しているのでしょう?

と言うのも、「P」レンジに入れていないことによって発生している事故形態って、この業界ではとても多いように感じているのにも拘らず、私自身「P」レンジに入れることの重要性を厳しく言われた覚えが無いのです。

そしてさらに、お客さんの乗降時にフットブレーキだけで対応しているドライバーは、以外に多いのではないでしょうか?

 

新宿ヒルトンで事故を起こしたドライバーも、普段から「P」レンジに入れることの癖が付いていなかったのでしょう。

癖になっていないから、大切なタイミングで事故が起きた。

この事故は、その習慣付けの問題だったと言えそうです。

 

お客さんの乗降時に確実に「P」レンジに入れることを身体で覚えさせるには、信号待ちや踏み切り待ちなど、車が停まったら「P」にシフトチェンジすることを習慣化し、身体で覚えさせるしかありません。

そして、車が停まったときに「P」に入れることが癖になっていれば…

例えば…

直進しようとして交差点に停止中に左折矢印信号が出て、左の車につられて発進してしまい前方の車に追突する事故。

信号で停止中に、モノを落として拾う際に足がブレーキから離れて前方の車に追突する事故。

などなど、フットブレーキだけで止まっているから発生したと思われる事故の発生件数は改善されると思うのです。

 

私自身も、この事故を受けて自分の運転を振り返ってみました。

私も癖になりきっていないので、信号・踏み切り・お客さんの乗降時などの停車時に90%くらいは「P」に入れていても、10%くらいはフットブレーキで対応してしまっているのが実情でした^^;。

そして、その10%のときに何かが重なれば事故になってしまう可能性を否定できません。

 

この事故を教訓に、もっと意識レベルを高め、そして無意識下でもできるようにしなければならないと改めて思いました。

 

文末になりましたが、事故に遭われた皆様の一日も早い回復を祈念いたします。

 

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