1BOXタクシーの乗務日誌のようなもの

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タクシー運賃の「先決め」、これってスマホアプリのシェア拡大策かな?

国土交通省が、次はタクシー運賃の「先決め」の実証事件を行うそうです。

昨年実施した初乗り、410円の実証実験のときも結論ありきの実験でしたから、今回も結論は決まっているのでしょう…

 

ところで、タクシー運賃の「先決め」は、アプリを使った配車が前提となるサービスです。

つまり、410円(東京4社)、310円(その他大多数のタクシー会社)の迎車料金がそれぞれ加算されます。

このサービスを使う側からすれば、迎車料金を支払ってでも、運賃が安くなる状態でなければメリットは無いでしょうから、実質的な値下げになりそうな感じですね。

 

今回も、これをやりたがっているのは日本交通。

関連のジャパンタクシー製の配車アプリを普及させるために、実証実験をやるようなもの(笑)

そして、「先決め」の次は「相乗りサービス」。

これもアプリが前提で、導入に前向きなのは日本交通。

だから、国土交通省は日本交通のアプリ普及のために実証実験をやるようなものだから、本末転倒というのか何というのか…

 

先日記した、洗車時間のサービス残業問題や、違法な付け待ちによる交通渋滞などの、タクシーの抱える足元の諸問題には、川鍋さんは興味が無いように感じます。

次から次へと施策を打ち出すことも大切だけど、これらタクシーが嫌われている理由に真摯に向き合っていくことも大切だと思うのですが…

 

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タクシー運賃「先決め」実験へ NHKウエブ

タクシーの運賃がいくらかかるかあらかじめ知りたいという利用者が多いことから、国土交通省は、目的地までの運賃を先に決める新しいタクシーをことし8月から東京23区内などで試験的に走らせることになりました。

実証実験は、タクシーを予約するスマートフォンのアプリを使って行われ、利用者が乗車場所と目的地を入力すると運賃が自動計算され、提示された金額に納得して申し込みをすればタクシーが配車される仕組みです。
運賃は、タクシー会社の過去の利用データなどを使って通常のメーターで走るタクシーとほぼ同じになるよう調整され、渋滞に巻き込まれても余分な運賃を払う心配がなくなるとしています。
実験は、迎車料金込みで運賃が3000円以上となる利用者が対象で、国土交通省は、ことし8月から東京23区と三鷹市武蔵野市で運賃を先に決めるタクシーを1000台ほど試験的に走らせることにしています。
実験の期間はおよそ2か月で国土交通省はメーターで走った場合の運賃との違いや、利用者の声を踏まえ導入に向けた検討を進める方針です。