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『東京のタクシー初乗り運賃の引下げに係る実証実験について』というプレスリリースについて

国土交通省から、タクシー初乗運賃を410円で利用できるようにする社会実験が行われるとの発表がありました。

 

東京のタクシー初乗り運賃の引下げに係る実証実験について ~初乗り410円のタクシーを利用することができます。~ (国土交通省のHPより)

 

もともと、この話はタクシー運賃が諸外国に比べて高いという流説に対して、初乗り運賃を引き下げることで対応しようとするところから始まっていたという記憶があります。

国土交通省の訪日外国人対応策に対して、日本交通の川鍋会長が呼応し、比較的急テンポで社会実験までたどり着いたというものだと思います。

だから、「初乗りが高い」という利用者の声があったのでは無いところから始まっていて、いつの間にか「短距離移動の需要喚起」に話が転換し、社会実験まで行う…

 

利用者の皆様は、「初乗りが高い」と言っているのではなく「タクシー運賃が高い」と言っている様に思えますし、その声はありながらも、利用がソコソコあるということは、「高いけど仕方ない」と思っていて、それは決して「初乗り」の話に矮小化されるものではないと思います。

 

利用者が望んでいない形での改革は、机上の空論のように思えてなりません。

日本交通の川鍋会長の前のめりが少し気になります…

 

 

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東京のタクシー初乗り運賃の引下げに係る実証実験について
~初乗り410円のタクシーを利用することができます。~

平成28年7月26日

 

 東京のタクシー初乗り運賃の引下げについて、8月5日(金)より、引下げ後の初乗り運賃を試験的に導入する実証実験を行うこととしました。
 これにより、東京の一部タクシー乗り場において、初乗り410円のタクシーを利用することができます。

東京のタクシー初乗り運賃については、初乗り距離を短くして額を引き下げるという内容の申請がなされており、現在、運賃改定手続を進めています。このような見直しにより、訪日外国人の観光需要や高齢者等の日常生活需要の喚起等の効果が期待されます。
 今般、初乗り運賃引下げについて広く周知を図るとともに、短距離のタクシー需要の顕在化について検証するため、実証実験を行います。

 

 
1.期 間
  平成28年8月5日(金)~平成28年9月15日(木)
 
2.場 所
  新橋駅東口、浅草駅前、新宿駅東口、東大病院前の4カ所のタクシー乗り場で実施。
※ 実証実験に参加する車両は流し営業は行わず、上記乗り場でのみ利用可能とする。
 
3.利用可能な車両数
    実証実験に参加する事業者23社(別紙)から40両を選定。
※ 実証実験に参加する車両は、別紙の表示を行う。
            
4.実施運賃
  初乗り運賃 : 1.059kmまで 410円
  加算運賃 :   237mごと   80円
 
5.調査方法
  実証実験の利用者に対して、タクシー利用の実態や実証実験参加に係る感想等について、アンケートを実施。
 
6.その他
  8月5日(金)10時より、JR新橋駅において、(一社)東京ハイヤー・タクシー協会による「タクシーの日イベント」が開催される予定。イベントの詳細については、(一社)東京ハイヤー・タクシー協会にお尋ねください。
 
イベントに関する問い合わせ:(一社)東京ハイヤー・タクシー協会03-3264-8080